今作は東海テレビ制作、フジテレビ系で4月期に放送された『ミッドナイト屋台~ラ・ボンノゥ~』の続編。天才シェフ・遠海翔太と寺の元副住職である方丈輝元“最強バディ”が横浜を舞台に、夜な夜な屋台を訪れた人のお腹と心を満たすヒューマンドラマ。
婚活に励むまどかは、翔太に狙いを定めてあの手この手でアピールするものの、戸惑うばかりの翔太。そして「翔太は幼なじみであり、元仕事仲間」と自分に言い聞かせていた陽美も、少し複雑な心境に…というストーリー。さらにふとしたことをきっかけに男女の価値観の違いがあらわになる後半が、今回の一番の見どころだ。これまで客の心を温めてきた屋台がまさかの激論の舞台となる、
■剛力彩芽インタビューコメント
――仕事に邁進する陽美に対して、今回は婚活に勤しむまどかが登場しますね。
陽美はオーナーシェフとして、自身のキャリアを築くことに一生懸命な女性。私も10代からこのお仕事を続けているので、陽美に共感できる部分が多いし、「自分も陽美くらい強くありたい」と、共感を通り越して憧れを感じながら演じてきました。そんな陽美の友人として今回登場するのが、自分磨きをして理想の男性を探し求めるまどか。一見すると陽美とまどかは全くタイプの違う女性のように見えますが、「自分はどういう人生を歩みたいか」に一生懸命という意味では、ある意味似たタイプなんだと感じました。
――まどかが翔太を結婚の対象として見ることで、陽美の気持ちも変化するのでは?
ねー(笑)。
――第6話の見どころを教えてください。
尾行シーンで妙な変装をしたことをすごく覚えているし、そこはぜひ見ていただきたいのですが(笑)。男女の恋愛観・結婚観の違いについて、翔太と輝元、陽美、そしてまどかの4人が大いに語り合うので、そこが一番の見どころではないでしょうか。結婚ってライフステージの大きな変化なのに、男性はそこをフワッと考えがち。そんな男性の代表格が翔太!なんですけど(笑)。結婚について現実的に捉えている女性陣と、彼女たちの勢いにタジタジになる男性陣の様子を、楽しんでもらえたらと思います。
■二瓶有加インタビューコメント
――バラエティでも注目されている二瓶さんですが、演技のお仕事はいかがでしたか?
もともとは演技のお仕事を目指して、この世界に入ってきたんですね。これまでは舞台が多かったのですが、今回テレビドラマでもストーリーに絡む役を演じることができて、とても嬉しかったです。
――話し合った結果、どんな関係性ということになったのでしょうか?
「学生時代は特に仲良しというわけでもなかった二人だけど、大人になって陽美は仕事に、まどかは婚活にそれぞれ一生懸命ということで心が通い始めたのかも」ということになりました。実際に私も似たような経験があり、高校時代の友人がメイクアップ・アーティストになっていて、偶然仕事現場で再会し、今とても仲良くさせてもらっています。陽美とまどかも、自分の人生と真剣と向き合っているからこそ、悩んだり壁にぶつかることも多いはず。二人が人生経験をもっと重ねていくと今以上に関係が深まって、翔太と輝元みたいな「いいバディ」になっていくんじゃないかなと、演じながら思いました。
――第6話の見どころを教えてください。
これまでの『ミッドナイト屋台』とはテイストが少し異なる第6話ですが、翔太や輝元、そして陽美といったいつものキャラクターのパーソナルな部分が垣間見える回になっていると思います。特に陽美とまどかには注目してもらいたいですね。お酒の入った陽美の豹変ぶりや、まどかの前半と後半の振り幅なども、楽しんでいただけるのではないでしょうか。そして何より、思わぬ方向へと転がっていくストーリーも第6話ならでは。
■第6話あらすじ
翔太と輝元の屋台に、陽美が友人のまどかを連れてやって来る。まどかの美しさに一瞬で目を奪われる輝元。しかし「絶賛婚活中!」というまどかは、颯爽(さっそう)と料理を提供する翔太の身のこなしに感動し、一目惚(ぼ)れをする。
「恋人とかいらっしゃるんですか?」と積極的にアプローチしてくるまどかに戸惑う翔太と、複雑な気持ちになる陽美。そんな陽美に対しまどかは「私は本気だから」と宣言し、翔太に猛アピール、2人で食事に出かけることに。その様子が気になる輝元と陽美は、なぜか星羅(永瀬ゆずな)も引き連れ、変装して食事の様子を観察するが…