同書は、オールナイトニッポンがV字回復を果たした20年間の軌跡を振り返りながら、ラジオならではの「静かな熱狂」を生むコンテンツ戦略について解説。2025年に放送開始100年を迎える日本のラジオ業界が、時代の波を乗り越えながらどのように変化し、進化を遂げてきたのかをひも解いていく。
同書では「なぜラジオのイベントに16万人が集まったのか?」をプロローグに、Chapter1ではラジオは風前の灯火だったという2000年代の「衰退」、Chapter2では、「東日本大震災」でラジオの存在価値は変わったという2010年代前半の「転機」、Chapter3では「SNS」と「イベント」がラジオを身近な存在にしたという2010年代後半の「復活」、そしてChapter4では「コロナ禍」の逆境がラジオを強くしたという2020年代の「全盛」まで、オールナイトニッポンが向き合ってきた20年の歩みが余すことなく明らかにされている。
丸善ジュンク堂書店をはじめとする日本全国の書店員が、対象期間中に発行されたノンフィクションのなかで最も「売りたい」と思う作品を選ぶ賞。第1回目となった2023年は、対象期間は設けない「オールタイムベスト」という基準で選考、2024年からは年ごとに年度ベストを選定している。ノミネートされた50作品に対して、9月1日~9月20日の期間、全国の書店員の投票により、2025年の「書店員が選ぶノンフィクション大賞」受賞作品が決まる。
「ドキュメンタリーやルポルタージュだけでなく、記録文学、自伝、評伝、考察、紀行文、インタビュー集、回想録など広い範囲を「ノンフィクション」と定義」「2024年6月~2025年5月に刊行されたものが対象」「日本語書籍に限らず、海外作品の日本語翻訳書も対象」という条件で全国の書店員から推薦作品を募り、その中から販売可能な50作品を選出した。