イベントには、YOU、高比良くるま(令和ロマン※高=はしご高)、サーヤ(ラランド)、千葉雄大、中田青渚、中村ゆりも参加。
3本の短編映画を手掛けるのは、映画『愛がなんだ』やドラマ『1122 いいふうふ』など数々の話題作を生み出してきた今泉力哉監督と、長編デビュー作『ナミビアの砂漠』が第77回カンヌ国際映画祭・国際映画批評家連盟賞を受賞し一躍世界の注目を集めた山中瑶子監督。気鋭の監督陣がそれぞれの世界観を凝縮させて描く短編映画に、中田青渚、金子大地、中村ゆり、永岡佑、前原滉、山下美月、芳村宗治郎ら今話題の実力派俳優陣が集結した。
三作目「特別な人」(監督・脚本:今泉力哉氏)では、主人公の川端智子(山下)と大学時代の後輩の藤原一樹(芳村)の、“セックスもする友達”のような曖昧な関係を描く。川端に恋心を抱き始めた藤原は、彼氏がいる川端からの「別れるかも」、「プロポーズされるかも」などの発言に振り回される。しかし川端にとって藤原は彼氏に言えないようなこともすべて本音で話せる“特別な人”。そんな関係を甘んじて受け入れていた藤原だが、その関係性も次第に変わり始め、物語は驚きのラストを迎える。一枚も二枚も上手な川端と、ピュアで奥手な藤原が織りなすリアルな会話劇が観る者の共感を呼ぶストーリーとなっている。
川端について、山下は「いい子ではあるけど、こういう女性と関わると人生が壊れていく。だいぶクラッシャーな役」と苦笑い。「台本を読んだ時に、せりふで『キスだけしてみる?』とあって。