俳優の賀来千香子(63)が3日、都内で行われた『第23回グッドエイジャー賞』発表・授賞式に出席した。

 トークセッションでは、若かりし頃の貴重写真が公開され、司会から「とてもおきれい!」と絶賛されると、「とんでもございません。
(写真は)高校の卒業式で母と…」と照れ笑いを浮かべた。

 芸能界入りについて話題が及ぶと、「高校3年生の頃、母と原宿の表参道を歩いていたらたまたまその日は8人くらいの方にスカウトをしていただいた」と告白。スカウト陣の中から「根気強くお声がけくださった」という女性へ連絡先を伝えたという。

 厳格な両親は「大反対でした」というが、その反対を押し切る形でモデル業をスタートさせ「本当に失礼なんですけど、この世界にそんなに興味がなく始めてしまいました。でもやってるうちに恵まれたお仕事をさせていただいて、お金もいただいて、こんな程度じゃいけないなと思って現場で育てていただきました」としみじみ振り返っていた。

 同賞は、いつまでも「活きいき・楽しく・かっこよく」をテーマに、年齢を重ねてもさらに人生を楽しみ、これから先もさまざまなことに「挑戦してみよう!」というバイタリティあふれる人を表彰するもの。選考基準は「時代に左右されない主張のある生き方をしている人」「いい歳をとる生き方を先駆的に実践している人」など複数ある。

 そのほか、歌手の麻倉未稀(65)、俳優の陣内孝則(67)がそれぞれ受賞した。記念のトロフィーを受け取った陣内は「遠い中東は、アラブのことわざに『人が幸福になるための5つの方法』ということわざがございます。…それはさておき、本日はお足元のちゃんとした中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます」と軽妙なスピーチで笑いを誘い、「まさか自分が社会貢献をしてるとは思えなくて、正直言ってこの賞をもらってどうしたらいいんだろうと思ってます。この素晴らしい賞をいただいたことで、海の向こうでゴールデン・グローブ賞やエミー賞をとった真田広之さんと肩を並べたかなと思います」と胸を張っていた。
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