演出家・脚本家の三谷幸喜が脚本、主演に菅田将暉を迎えるフジテレビ水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(毎週水曜 後10:00※初回30分拡大)が10月1日にスタートすることが2日、発表された。同作の舞台となる東京・渋谷では主演の菅田に加え、二階堂ふみ神木隆之介が一切告知無しでゲリラ的に登場し、ドラマをPRした。


 三谷がゴールデン・プライム帯の民放連続ドラマの脚本を手がけるのは25年ぶり。また主演の菅田は約3年半ぶりの連ドラ主演を務める。1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリーだ。

 情報解禁されると瞬く間にSNSは話題沸騰。突然の発表に歓喜と驚きの声が上がる中、本作がさらなるサプライズを仕掛けた。9月2日正午、残暑の厳しい30度超の中、渋谷PARCOの1F・イベントスペースに菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介が一切告知無しでゲリラ的に登場。それぞれ手にしているのは本作のサンケイスポーツの特別号外。1984年当時のサンケイスポーツを再現したレトロ調なデザインになっており、三谷幸喜および菅田将暉らキャストの名前が紙面を大きく飾っている。

「ただいまより、新ドラマの号外を配布します!」と番組スタッフがトラメガ(拡声器)でさけぶと、菅田、二階堂、神木は渋谷の方々へ号外を配布し始め、「よろしくお願いします!」、「ぜひ観てください!」と異口同音に熱いメッセージを投げかけた。キャスト自らが渋谷の中心地で号外配布するという極めて異例の宣伝手法に渋谷は騒然。「頑張ってください!」「楽しみにしています!」というメッセージが飛び交う中、3人は一人一人と目を合わせ、老若男女に号外を配布していく。その姿はまるで1984年当時の劇団員そのもの。
不器用ながらもエネルギッシュに生きた若者たちの群像劇である本作にふさわしく、キャスト自らが“汗をかく宣伝”で渋谷の熱気は最高潮に達した。

 登場からわずか5分程度のイベントとなったが、キャスト・スタッフで約400枚を撒き切ると、彼らは名残惜しそうに手を振りながらその場を後にした。令和を代表する若手スターたちが渋谷の街を大いに盛り上げたこの日。座長の菅田を中心にキャスト陣の絆の強さ感じさせる1日となった。

■コメント

◆菅田将暉
「あっという間でした!ゲリラ的な宣伝ができてとても楽しかったです。足で稼ぐ宣伝もこの作品らしいですよね。偶発的に出会った方々に直接お渡しできて良かったです。短い時間でしたが、このまま渋谷の街で配っていたい気持ちでした」

◆二階堂ふみ
「すごく楽しかったです!受け取ってくださった皆さんがこの号外イベントに参加してくださっているような気持ちになりました。渋谷の元気な皆さんにエネルギーをいただきましたし、小さいお子さんとハイタッチもできたのもうれしかったです!」

◆神木隆之介
「自分たちの作品のビラを配ったり、お客さんに物理的に直接宣伝することってなかなか無いので、今日はそれができて楽しかったです。海外の方も大勢いらっしゃって驚きました。もっと配っていたかったです!」
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