STARTO ENTERTAINMENTは2日、Xのリーガル公式アカウントに書面を投稿し、「チケット転売サイトから新たに開示された出品者に対する連絡について」明らかにした。

 書面では「株式会社 STARTO ENTERTAINMENT (本社:東京都港区、代表取締役CEO:鈴木克明、以下『当社』)は、当社契約タレントが出演するコンサートを主催している株式会社ヤング・コミュニケーション(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:源野栄治、以下、『YC社』)に協力し、チケット転売サイトを通じて当社契約タレントのコンサートチケットを転売する行為に対して様々な法的手続を行っておりますので、その続報をお知らせいたします」として説明。


 YC社については、チケット転売サイトの運営会社に対して複数の法的手続を行っているとした。「現在、本年5月に行った対応に続いて、一連の手続を通じて開示された400名以上の転売出品者に対し代理人弁護士を通じて直接連絡して出品行為に対する責任追及をはじめとする法的対応を予定しており、9月2日以降、YC社の代理人弁護士事務所のドメインから出品者のメールアドレス宛に順次メールで連絡しております」と伝えた。

 そして「チケット転売サイトにチケットを出品し、今回YC社からのメールを受信した転売出品者におかれましては、自身の出品行為によって本来チケットが行き渡るべきファンの皆様へのチケットの流通を阻害し結果的にタレントが望まない事態に至っている事実に真摯に向き合い、YC社代理人弁護士からの連絡に対して誠実に対応していただくことを切に望みます」とした。

 その上で、YC社のことし3月19日の発表を引用し、「転売出品行為を反省して自らの発信者情報を開示することに同意する出品者に対する法的対応と、発信者情報の開示に不同意と回答し転売は合法であるなどと主張するような出品者に対する法的対応には当然に差異をもうけざるをえないと考えています。また、開示に不同意の人物の責任追及のため、現在係属中の裁判手続を含め、今後も法的手続を行っていく予定とのことです」と明言。

 続けて「当社は、当社契約タレントが出演するコンサートのチケットがファンの皆様に適正な方法で行き渡るように、今後も引き続きYC社に協力してまいります」とつづった。
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