ピン芸人の劇団ひとり(48)が2日、都内で行われたNetflixコメディシリーズ『デスキスゲーム いいキスしないと死んじゃうドラマ』(9月9日全6話配信)お色気記者発表会に登壇。共演したセクシー俳優の八木奈々(24)を絶賛した。


 同作は、テレビプロデューサー・佐久間宣行が、盟友・劇団ひとりを迎え、Netflixで仕掛けたコメディシリーズ。一触即発の“デスキスゲーム”の舞台は、お色気ムンムン美女たちからの誘惑が次々と襲いかかる、アドリブドラマの世界。挑戦者たちに課されたミッションはただ一つ。“最高のキス”で物語を終わらせろ。ただし、途中で”安いキス”をしてしまったら即退場=“死”。この最も妖(あや)しいゲームの挑戦者は、劇団ひとり、森田哲矢(さらば青春の光)、渡辺隆(錦鯉)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、嶋佐和也(ニューヨーク)、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)という6人の人気芸人たち。欲望と自制心の狭間で最高のキスをして、主人公になるのは誰だ、というもの。

 ひとりは、“対峙(たいじ)”した八木の印象を聞かれ「すごかった」と感情たっぷりに即答。「八木さんはドラマ部分で、要はセリフがあるんですよ。ちゃんと台本があるんです。で、僕はないんですよ。僕はアドリブなんですよ。
僕はほんとに何にも知らないから、もう口から出まかせばっかりやっていた。それを全部、台本以外の部分も対応しなくちゃいけないんですよ。その対応力がね、すごいですね」と絶賛。八木も「最初にいただいた台本、ほとんど変わりました(笑)」と驚き、共演したお笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタル(38)も「見終わった後に、あんなにやっていいんだと思いました(笑)」と、劇団ひとりが演じるアドリブドラマならではの展開に舌を巻いた。

 そんななかでひとりは「(八木は)もうこの先どうなるのかわかんないけど、言っちゃったからしょうがないみたいなせりふを、僕が適当に言うんですけど、それを上手く受けていただいて。それが上手くまたドラマ部分になんか反映したりして。感情が高ぶってな、泣いたりするわけですよ。アドリブの部分で、流れで泣くんですよ。それが演出してたって、こんないいタイミングで泣けないだろうみたいな」と、八木の演技を称えた。

 一方、八木も「ひとりさんが、私がこの物語の世界に入り込む前に入り込んでらっしゃって」といい、「私が初めてもうお会いするっていう1番最初のシーンで、私はそこからこうギアをあげて、この世界にっていう気持ちでいたんですけど、もうなんか入ってっちゃったからどうしようって思ってて…」と、ひとりの“没入感”がすごかったことを告白。ひとりも「僕もそれ、見てて違和感ありました(笑)。僕、物語入んの早すぎます(笑)」と自身でも感じていたと明かした。
八木は「でも、すごい熱いアドリブのおかげで、ほんとにそれを受けて私もその時の感情を出せたので、ひとりさんが引き出してくださったなっていうふうに感じています」と相乗効果だったと語った。

 八木は、演じていた時の心境について「最初はやっぱり、『もっとこう持ってかなきゃ』とか、いろいろ頭の中で考えながらやってたんですけど。途中、って言っても結構最初の方ですけど、気づいた時には自分の立場がもう物語の中にいたので。『ひとりさんのことをどうにかしなきゃ』っていう感情が気づいたらなくなっていて、このままアドリブ、ほぼアドリブだけでたぶん行くんだろうな、最後までって思ったので、ひとりさんと。入り込んでやっていました」とコメントし、ひとりを感心させていた。

 記者発表には、小説家、コメンテーターでセクシー俳優の紗倉まな(32)も登壇。司会は、荘口彰久が務めた

■『デスキスゲーム いいキスしないと死んじゃうドラマ』出演者
劇団ひとり、森田哲矢(さらば青春の光)、渡辺隆(錦鯉)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、嶋佐和也(ニューヨーク)、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、矢作兼(おぎやはぎ)、山里亮太南海キャンディーズ)、池田美憂、宮野真守竹財輝之助、橋本じゅん、結木滉星野間口徹八嶋智人寺島進西岡徳馬、八木奈々、橘メアリー、金松季歩、塔乃花鈴、葵いぶき、紗倉まな、月乃ルナ、MINAMO
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