田中と遼河が訪れたのは、東京都渋谷区にあるリノベーションした築54年のヴィンテージマンション。オシャレな原宿を歩く2人を、家主夫妻が出迎えてくれる。
建築家の妻が、自ら手掛け、リノベーションしたマンションは1971年築。マンションを手掛けたのは、昭和12年に行われた「パリ万博」で日本館の設計をするなど、数々の有名建築を世に送り出した日本を代表する建築家、坂倉準三(1901~69)が率いる坂倉建築研究所。
全く古さを感じさせない外観。共有スペースに入ると、大学で建築学を学んだ田中は「見たことある!建築の勉強をしてたら、ここ出てきますよね」と興奮した様子。建築学科おなじみの建築物にテンションがマックスになる。
部屋の中に入る前にビフォーの写真を見ると、2人は「素敵ですね」「50年前って思えない」と話し、期待に胸を膨らませる
入るや否や田中も遼河も「ええ!」「おお!」と大興奮。部屋の中には、約22帖のキッチン・ダイニングエリアと約14帖のリビングエリア。玄関周りは、自然由来の色で来客を歓迎する目的。大きなテーブルも客人が多いことを理由に選んだという。造作のアイランドキッチンはデザインも収納も工夫満載。妻が自分で図面を引いたため、リーズナブルにできた。
リビングには、不思議な湾曲した白壁。歪曲をさせている理由に、田中と遼河は感心する。はたして、そのリノベ費用は。
このほか、東京都国分寺市の「スッキリ広々!前の家の経験を生かした家」が登場する。