『私を離さないで』などで知られるノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ氏の長編デビュー作を、『ある男』(2022年)の石川慶監督が映画化。
本作になぞらえて「忘れられない記憶」を問われた広瀬は「子どもの頃に家族でお寿司屋さんにお昼ごはんを買いに行った時に、先に車に戻って乗っていたんですけど、みんなが来ないからお店に戻ったんですね。そうしたら反対側から家族全員が戻ってきたみたいで、そのまま車が発車して私はお店に置いてかれて、泣きながら追いかけたんです」と仰天エピソードを告白。
続けて「まだ4歳、5歳くらいの時だったと思うんですけど、“おしん”のような気持ちになって未だに思い出します(笑)。車が全然止まってくれない景色が夢にたまに出てくるくらい、今もフラッシュバックします。死ぬと思いました(笑)」と笑顔で振り返り、「途中で『すずがいない』となって、父がバックミラーに走っている私の姿を見て止まってくれた」と明かしていた。