ロックバンド・くるりの書き下ろし新曲「3323」が、阪急電鉄による広告プロモーション『走る阪急写真館』のコンセプトムービーに起用されることが決定した。映像は22日より、YouTube『阪急電鉄公式ch』などで公開される。


 『走る阪急写真館』は、阪急電車や沿線にまつわる思い出を通じて世代を超えた共感を呼び起こすプロモーションで、「3323」はそのテーマソングとして制作された。映像は、仮想のイベント列車に乗り込む孫と祖母のストーリーを軸に、家族、友人、親子など乗客たちがそれぞれの阪急電車との思い出を語る内容。語られた思い出に関連する車窓の風景を背景に写真を撮影し、それがまた新たな思い出となっていく様子が描かれている。

 映像は大阪梅田駅、西宮北口駅、烏丸駅のデジタルサイネージでも上映予定。YouTubeではフルバージョンと15秒バージョンの2本が公開される。

 あわせて公開される特設サイト『走る阪急写真館』では、くるりが同曲に込めた想いも紹介されるほか、阪急沿線や電車内にくるりが登場するポスタービジュアルも掲出される。

 ポスターのビジュアルには、仮想列車内で撮影された写真を使用し、「阪急の思い出」というコピーと車窓の風景で構成。くるりが登場するポスターには、「阪急電車は、もはや愛車。嵐山線の音を使ったくるりの曲もあるんですよ。」というメッセージが添えられている。

 ボーカル&ギターの岸田繁は「幼少期からずっと変わらず乗り続けている阪急京都線ですが、変わらない風景も、変わりゆくものもあります。祖母はもうここには居ないですが、やはり電車に乗ると、ふとその頃のことを思い出すことがあります」とコメント。

 また、ベースの佐藤征史は「宝塚、十三、河原町。
自分の勝手なイメージの中で交わらない街を繋いでくれている阪急。ほんとにいろんな人を毎日運んでくださっているのだなと思います。ゆったり車窓を眺めながら聴いてください」と語っている。
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