今年は場内および生配信を通じた観客投票「グッドパフォーマンスグループTOP3」を実施。最も反響を集めたグループには、『The Performance』への出場権が与えられるという注目のシステムが導入された。
■ONE LOVE ONE HEART:9人組が“青春”を体現した全力パフォーマンス
トップバッターとして登場したのは、男女混合9人組の“青春代演エンターテインメントグループ”ONE LOVE ONE HEART。SNSでも話題の「物語はここから」で開幕早々に会場の熱気を加速させると、「Glory Dayz」「本日ハ晴天ナリ」などを通じて会場との一体感を高めた。
そこからバラードソング「あのね、ずっと好きでした。」や、ドラマ『タクミくんシリーズ -Drama-』(BSフジ・FOD)主題歌でもある新曲「春雷フライト」では、詩的な歌詞と豊かな表現力で観客を魅了。さらに「バグっちゃうね」「愛せ、至極散々な僕らの日を」と続き、青春のフレッシュさを詰め込んだステージでファンのみならず他グループのファンまでもを惹きつけた。
■Girls2:キュート×クールの振れ幅で本戦への強い意志を表明
LDH所属のガールズ・パフォーマンスグループGirls2は、「LET ME DANCE」「▽桃色片想い▽ feat. Gorie(▽=ハートマーク)」でかわいらしさと多彩なフォーメーションを披露し、一気にフロアを沸かせた。
「Countdown」では山口綺羅のビートボックスと小川桜花のラップによる掛け合いも披露。「C'mon Neo Zipang!!!」「I wanna 宣言」まで、アリーナクラスの大舞台も経ているグループのパワフルかつクールなパフォーマンスで会場を照らすような輝きを放った。
■龍宮城:唯一無二の世界観で圧倒、2年連続の本イベント登場
昨年に続いて2年連続の出演となった龍宮城は、登場と同時に観客のコール&レスポンスが巻き起こる「SHORYU(→↓+P) ※+の前に右下斜め矢印入る」で幕を開け、「BLOODY LULLABY」「JAPANESE PSYCHO」といった代表曲で畳みかける。
KENTの誕生日を祝う温かな一幕もありつつ、「WALTZ」「LATE SHOW」では神秘的な世界観を濃密に描写。
■CLOSE YOUR EYES:韓国発、柔と剛のバランスで魅せた7人組
韓国でデビューした7人組・CLOSE YOUR EYESは、余裕すら感じさせる佇(たたず)まいで登場。「Snowy Summer」「All My Poetry」「You」と楽曲に合わせた緩急あるダンスで、強烈な存在感を放った。
MCではフレンドリーなやりとりも多く、KENSHINが日本のファンに感謝を伝える場面も。後半には「To The Woods」「Paint Candy」で色気とダイナミズムを兼ね備えたパフォーマンスを披露し、ステージを締めくくった。
■WILD BLUE:鮮やかな水色に染めた、真っ直ぐな愛と成長の軌跡
泡のように弾けるポップソング「Bubbles」で登場したWILD BLUEは、「Oh Girl」「BOX of DESTINY」で会場の温度を急上昇させる。MCでは、メンバー全員の0にまつわるエピソード“ゼロエピ”トークで会場を和ませつつ、「Astrist」以降は大人びた表情で新たな一面を見せた。
ラストに披露したのは10日配信開始の新曲「君の笑顔とあの空」。全員で背中を向け、空を指さすパフォーマンスが印象的なこの曲で、観客の心に確かな“青空”を刻んだ。
■SUPER★DRAGON:10周年の集大成として魅せた“進化と原点”
イベントのトリを務めたのは、今年9月に結成10周年を迎えたSUPER★DRAGON。「Downforce」「Hallucination of Love」といった楽曲で、一瞬にして空気を掌握した。
田中洸希のビートボックスからのメンバーのフリースタイルダンス、そして最新アルバム『SUPER X』のリード曲「Dark Heroes」、そして「Tap tap tap!」「Untouchable MAX」と、激しいナンバーで締めくくった。
昨年はMAZZELとOCTPATHの2組が『The Performance』本戦へ進出。今年は6組による激戦となったが、観客からの投票で栄冠を勝ち取ったのはどのグループなのか、今後の発表に注目が集まる。