約1年半ぶりの日本単独公演のため、待ちわびたファンの熱気で会場は熱を帯びていた。観客が息をのんで見つめる中、オープニングはITZYの代表曲である「ICY」からスタート。チェックの衣装に身を包んだメンバーが姿を見せると、大歓声が起きた。立て続けに人気曲「SNEAKERS」を披露し、ファンのかけ声も加わり、会場のボルテージは早くも最高潮になった。
今回は、“放送局”をコンセプトに、「ON AIR」のランプが点灯すると、MIDZY(ファンネーム)の望むすべてを見せるという意味が込められている。メンバーはカメラ監督やスタイリストなどに扮(ふん)して“放送”は進行していく。完璧なパフォーマンスからは一転、トークコーナーは和やかな雰囲気で進行。通称“魔の7年”と言われるタームを乗り越えて再契約を締結したITZYだからこそのメンバー同士の固い絆も垣間見えた。
10月8日にリリースしたばかりのJAPAN 2nd Album『Collector』からリードトラック「ROCK & ROLL」を披露。イントロで大歓声が起こり、メンバーの名前を呼ぶかけ声の大合唱が起こった。自分のやり方で突き進んでいく様子をロックンロール精神で表現した曲となり、力強いパフォーマンスを披露。ダンサーも登場し、迫力ある圧巻のステージを繰り広げた。
続いて、公式SNSで事前にMIDZYから受け付けた願いごとをかなえるコーナーが行われ、笑いが絶えない和やかな心温まる時間を過ごした。
再び迎えたライブパートでは、ITZYの絆を表現した「Girls Will Be Girls」では、息のそろったシンクロしたダンスを披露し、「In the morning」をパフォーマンスし、本編は終了。アンコールでは「Psychic Lover」でアリーナ客席に降り、端から端まで走りながらファンサービスを行いながらパフォーマンスを行った。
最後のあいさつでは「きょうみたいな日が増えると思ったらもっとワクワクして幸せになりそうです」(YEJI)、「久しぶりのMIDZYがたくさんいる場所で応援と愛を感じて幸せでした!」(LIA)、「再契約をしたのでこれからもっとかっこいい姿をお見せします」(RYUJIN)、「いつも遠くから応援してくれるMIDZY本当にありがとうございます!」(CHAERYEONG)、「これからもお互いを愛して支えていきましょう!」(YUNA)と、MIDZYへの感謝の想いを伝えた。
アンコールを含めて2時間半を超え、披露したのは全18曲という大ボリュームのファンミーティング。参加した人の誰もが勇気づけられ、自信がわいてくるような圧巻のパフォーマンスで魅了した。