ガールズグループ・ME:Iが14日、東京・有明アリーナで『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR “THIS IS ME:I” ENCORE IN TOKYO』を開催。年内ラストの単独公演となり、2日間で計2万人が熱狂した。


 センターステージに9人が姿を現すと、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。メンバー一人ひとりがカメラにアップで映し出されるたびに歓声がさらに大きくなり、期待感は一気に最高潮へ。ツアータイトルにもなっている「THIS IS ME:I」で華々しく幕を開けると、難易度の高い“9時半ダンス”も息の合ったパフォーマンスで軽やかに決め、冒頭から圧倒的な一体感を生み出した。

 続いては花道をクールにランウェイしながらセンターステージへ。視線を奪う堂々としたふるまいと、隙のないダンスパフォーマンスで観客を魅了する。「MUSE -Remix Ver.-」では、より進化した2025年のME:Iを象徴するようなアレンジが施され、洗練と勢いを兼ね備えたステージで、グループの現在地を刻みつけた。

 オーディション時代から歌い継いできた「CHOPPY CHOPPY(ME:I Ver.)-Rock Arrange Ver.-」では、力強さを増した歌声とエネルギッシュなサウンドが相まって、多幸感あふれるパフォーマンスを展開。「FLY UP SO HIGH(ME:I Ver.)」では、YOU:ME一人ひとりに思いがまっすぐ届くような、表現力豊かな歌唱で会場を包み込んだ。さらに、「Hi-Five-Punk Arrange Ver.-」では激しいヘドバンも飛び出し、ロックな一面を存分に発揮。多彩なアレンジと確かな成長を感じさせるステージで、観客を魅了した。

 アリーナツアーでも大きな反響を呼んだユニットステージもパワーアップした姿でカムバックした。KEIKO、RINON、KOKONA、AYANEによる「小悪魔(Baddie)」では、メンバーそれぞれがアカペラ歌唱を響かせ、布を使った演出と相まって妖艶な世界観を構築。
視線を奪うパフォーマンスで、観客を楽曲の世界へと引き込んだ。

 一方、MOMONA、MIU、SUZU、TSUZUMIがパフォーマンスした「TOXIC」では、クールかつパワフルなダンスを披露。重厚感のあるビートに乗せて放たれる鋭い動きと表情が、ダークな色気を際立たせ、会場を魅了した。

 本編ラストは「想像以上(ME:I Ver.)」から「&ME(YOU:ME Ver.)」へと立て続けに披露。息つく間も与えない完成度の高いパフォーマンスと、フレーズごとに表情を自在に操る表現力で会場を一気に引き込んだ。結成2周年を目前に控えたME:Iの確かな成長と、さらなる飛躍を予感させるステージとなった。

 アンコールでは、メンバーが会場の各階に登場。「LEAP HIGHT ~明日へめいっぱい~(ME:I Ver.)」を歌唱しながら、愛あふれる空間を作り上げた。そして、ペンライトが赤と緑に彩られる中、ウィンターソング「Sweetie」をクリスマスバージョンでパフォーマンス。「Fan Letter」では、YOU:MEやメンバーへの想いを込めた歌唱を届けた。

 最後に、「走り切ることができ、改めて感謝しています」と話し、YOU:MEやメンバーに感謝。AYANEは「希望の光になれるように、いつも全力でステージに立つ姿を見せることを約束します!来年もいっぱい最高の景色を見せていきます!」と宣言した。


 同ツアーは、全国6都市(長野、北海道、愛知、神奈川、兵庫、広島)で全13公演を開催。広島公演では、昨年から体調不良のため、活動休止していたTSUZUMIが、サプライズ登場。同公演をもって、復帰することを発表した。

 今回は、アンコール公演として年内ラストの単独公演となり、13日と14日の2日間で計2万人を動員した。

 ME:Iは、日本最大級のサバイバルオーディション番組初のガールズ版『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』で選ばれた11人組ガールズグループ。2024年3月に「Click」でデビューした。COCOROは3月から体調不良、RANは7月から精神的疲弊のため活動休止中。SHIZUKUは「同社(LAPONE GIRLS)の規定に反する事案が発覚」したとし、10月から活動を休止している。
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