田淵さんの特技はバレエ。自己PRタイムでは、コンテンポラリーダンスを披露し「過去一を出せたと思います」と胸を張っていた。戯曲披露を経て、見事にグランプリと発表されると田淵さんの目から大粒の涙があふれた。タスキを授与され、続いてトロフィーがホリプロの菅井敦社長から授与されたが、ここでハプニングが。菅井社長は握手をしようとしたが、涙が止まらなかったこともあり、田淵さんは気付かず。まさかの展開に会場には笑いが起きていた。
グランプリの喜びを問われ、話し始めようとしたが「待って…。鼻水が…」と拭うおちゃめな一面も。改めて「(先に呼ばれた)準グランプリの時に『終わった』と思っていたけど、自分が実力を出し切って1番、演技ができたと思ったので最後まで信じて待とうと思った。緊張して待っていたら、まさかのグランプリを取らせていただいた。まだ気持ちの整理がついていません。
ここで『第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン』で初代グランプリに輝いた榊原郁恵(67)がサプライズで登場。驚く田淵さんに花束を手渡した。
1976年に開催された第1回のグランプリが榊原となる。ステージからの景色を見た榊原は「当時を思い出しました」としみじみ。自己PRで歌唱をした際に「手拍子が聞こえた。みんなに応援してもらっていると思って最後まで歌えた」と懐かしんだが「今日はシーンとしていた。
1976年にスタートし、これまで多くの俳優・タレントを発掘してきたホリプロタレントスカウトキャラバン。第48回目となる今回は数多くの舞台・ミュージカルを制作してきたホリプロの特色を最大限に生かし、ライブ・エンターテインメントと映像作品を横断する「次世代俳優」を発掘・育成するプロジェクトとして開催。タイトルは『THE ACTOR(ジ・アクター)』。
求めるのは、劇場とスクリーンの双方を行き来し、観客の魂を震わせる圧倒的な存在感。今の技術力以上に、スタートからどれだけ学び、成長できるかという“のびしろ”が重視された。そのため、選考では成長プロセスに焦点を当て、選考通過者にはプロの指導による演技・歌・ダンスの集中けいこ期間を用意。レッスンを通じて一つの作品を創り上げ、決戦大会という実践の場でその真価を披露した。
応募資格は、2026年6月22日時点で、中学1年生~20歳の男女で、現在、芸能プロダクションや劇団、レコード会社等に所属していない人。グランプリ特典はホリプロとの専属契約、賞金100万円となっている。
ファイナリストは、田淵さんのほか、木村幸誠さん(きむら・ゆきなり/16)、深谷奏士郎さん(ふかや・そうしろう/14)、小林丞之介さん(こばやし・しょうのすけ/14)、廣岡はなのさん(ひろおか・はなの/13)、福田健介さん(ふくだ・けんすけ/15)、山﨑杏さん(やまざき・あん/14)の7人だった。グランプリのほか、廣岡はなのさんが準グランプリ、小林丞之介さんが審査員特別賞に輝いた。

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