声優・上坂すみれが8日、都内で行われたアニメ『装甲騎兵ボトムズ』シリーズの15年ぶりとなる完全新作映画『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』(全2部作/第1部=11月20日公開)完成披露上映会に登壇した。物語にちなみ“九死に一生を得たエピソード”を明かした。


 「サハリンで泥酔」と書いたフリップを発表した上坂は「サハリンでイベントがありまして。ロシアではあるんですけど、アジアっぽいお顔立ちが多くて。みなさんに歓迎会をしていただいたんですけどサハリンの文化なのか、お冷がなくて…」と当時を回想。

 そこで「『ソフトドリンクあります?』と聞いたらジャムみたいなベリージュースで。ベリージュースとウォッカを交互に飲んでたらどんどん喉が渇いて、どんどんウォッカを欲しくなって…」とその結果、「気がついたら、電気が全部消えたホテルのロビーで目を覚まして。室温2度のホテルのロビーでゆっくり目を覚まし、頭が痛くてもうちょっと寝ました…」と顛末で笑わせていた。 

 同シリーズは、アストラギウス銀河を舞台に戦闘と陰謀が渦巻く中、自身の出生の謎を追い、戦いと逃亡を続ける主人公を描いた物語。作中に登場する二足歩行型の人型兵器アーマードトルーパーを、搭乗する兵士たちは、生存率が極めて低いロボット兵器であることから、「最低の野郎ども」という意味で「ボトムズ」と呼び、底辺を表すbottomsにかけて揶揄するなど、ロボットを徹底的に「消耗品」「兵器」として描く、サンライズ制作によるリアル・ロボットアニメ作品となっている。

 1983~84年にテレビシリーズが放送されてから、OVA、外伝、劇場版、イベント上映、書籍化など様々な展開が行われており、今回の完全新作は、サンライズ50周年記念作品として制作され、監督は押井守、アニメーション制作はサンライズ、制作協力はProduction I.Gが担当する。

 新作の物語は、アッシュ(沢城)の部隊に命じられた敵陣への強行降下作戦に、AT(アーマードトルーパー)のパイロットとしてマキ(安藤)は参加を決意。生還不可能にも見える作戦の中、戦況は刻一刻と絶望へ向かう。戦火の中でアッシュを追うマキは、やがて彼女に秘められた真実へと近づいていく。


 高校時代から今作の大ファンで知らえる上坂は「まさか15年ぶりに帰ってきてしかも自分がキャストとして参加できるなんてそれだけでも生きててよかった」と噛みしめる。謎の少女役ということで名前もないキャラクターながら「とても象徴的な描かれ方をしていて…この子はどんな子なんだろうとすごく気になるキャラクター」と明かしていた。

 このほか押井守監督、沢城みゆき、安藤麻吹、三木眞一郎が参加した。
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