商品のバーコード読み取りから支払いまでを自分自身で行う「セルフレジ」。新型コロナウイルスの流行で非接触型の決済が推奨される流れに乗り、スーパーやコンビニに多く導入されてきた。
「セルフレジに関する調査」を実施
写真は無印良品のセルフレジ(筆者撮影)

セルフレジ利用経験がある人は全体の9割を占める(「株式会社ロイヤリティ マーケティング」調べ)
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングは、10~60代の男女を対象に「セルフレジに関する調査」を実施。調査実施期間は2023年8月1日~3日までで、TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」(毎週日曜6:00~6:30放送)との共同調査「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」として行われた。有効回答数は1,200人。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、多くの店舗で導入されているセルフレジ。「利用経験があるかどうか」について、あると回答した人は88%で全体のおよそ9割を占める結果に。そのうち「毎回利用する」が26%、「時々利用する」が59%で、一度の利用だけではなく、その後の利用率も高いことがわかった。セルフレジを利用する人々からは「時間の節約」を目的にしているという声が最も多く、「体験したいという好奇心」や「人との接触を避けたい」という思いから利用しているという人もいた。
経済アナリスト・馬渕磨理子氏がセルフレジの現状を分析

セルフレジを利用していない理由はさまざま(「株式会社ロイヤリティ マーケティング」調べ)
一方で「セルフレジを利用したことがない」「利用経験はあるが普段は全く利用しない」という人も。その理由について聞くと、「操作方法がわからない」と回答した人が35%ともっとも多い結果になった。次いで「セルフレジが苦手」が29%で、自由回答には「操作に手間取る」「操作が面倒」「人が待っていると思うと焦る」といった理由が寄せられた。ほかにも「自分がもたついて後ろの人を待たせてしまうかもしれない」という操作面への不安を抱えている人がいることも同時に判明した。
「馬渕・渡辺の#ビジトピ」に出演している経済アナリスト・馬渕磨理子氏は「昼休みや夕食前など混雑しやすい時間帯でセルフレジが普及すれば消費者も店舗側も効率化を図ることができる」と、小売店が直面している人手不足解消にセルフレジが一役買っていると分析。その反面、セルフレジの使いにくさを指摘し「バーコードリーダーが立位式のものや、カゴごと決済できるなど、消費者が簡単に使えるセルフレジの普及に課題がある」としている。
出典元:【株式会社ロイヤリティ マーケティング/PR TIMES】
※サムネイル画像(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)
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