ドコモの「ahamo(アハモ)」は月20GB+月5分無料通話付で月額2,970円と通常のキャリアプランよりは格安です。でも、スマホで動画配信サイトなどを見ない人にとっては、逆に割高でしょう。

そこでオススメしたいのが「格安SIM」です。月10GB以下でいいなら格安SIMのほうがずっと安く利用できますよ。そこで今回は、24年6月時点でお得な月10GB以下の格安SIMを紹介しましょう。

月10GB以下でいいなら格安SIMのほうが安くなる可能性大!

大手キャリアからahamoやpovo(ポヴォ)、LINEMO(ラインモ)といった格安プランが登場してから、スマホの料金はずいぶんと安くなりました。

それでも月20GBのプランが月額3,000円程度はするので、もし、データ通信量を月20GBも使わないのであれば逆に割高になりますよね。

かといって、通勤電車で毎日Webサイトを見ていれば、月額990円程度の月3GBプランでは足りない場合もあるでしょう。

実際、筆者は自宅や会社はWi-Fiに接続し、通勤電車内ではデータ通信で毎日往復1時間程度はWebサイトを見ていますが(動画視聴なし)、それでも毎月3GBは超えてしまいます(毎月4~5GB程度)。

そこでオススメしたいのが月10GB以下の「格安SIM」です。

格安SIMとは大手キャリアから通信回線を借りて、独自のプランを展開する通信事業者のことで、その名のとおり大手キャリアより安いプランを提供しています。

そこで今回は、月5~月10GBでお得な格安SIMがどこなのか紹介しましょう。これで、きっと今よりグッとスマホの料金が安くなりますよ!

月10GB以下で選ぶ格安SIMランキング【24年6月最新版】...の画像はこちら >>

月10GB以下で選ぶ格安SIMランキング【24年6月最新版】
格安SIM料金比較2

※「IIJmio」は「IIJmioひかりのセット割」で月額660円引きが適用可能 ※「NUROモバイル」は3カ月ごとに「VM(5GB)プラン」で3GB、「VL(10GB)プラン」で6GB付与される※イオンモバイルの「やさしいプラン」は下り500Kbpsと低速のプランになります(表は編集部独自調査で作成)

月7GBまでなら月額990円の「HISモバイル」がダントツで安い!

自宅や会社にWi-Fi環境があって、通勤電車内でWebを見る程度なら、スマホのデータ通信量は月10GBもいらないでしょう。そのような人には「HISモバイル」の月7GBプランがオススメです。

「HISモバイル」は旅行会社H.I.Sと日本通信が立ち上げた格安SIMで、日本通信のプランをベースに、独自に「自由自在プラン」を展開しています。

「自由自在プラン」は月1GB~50GBまで5つのプランがあり、月1GBは月額550円(月100MB未満なら290円)、月3GBは月額770円、そして、月7GBプランは月額990円という破格の安さを実現しているのです。

LINEMOが月3GBで月額990円、IIJmioのギガプラン月5GBが月額990円なので、HISモバイルの月7GBで月額990円というプランがいかに安いかがお分かりいただけるでしょう。

「月10GBまではいらないけど、5GBではギリ足りない!」という人にはHISモバイルの「自由自在プラン」の月7GBがピッタリですね。

ただし、HISモバイルに「データ繰り越し」機能はないので、月のデータ通信量にムラがある人は注意してください。

●HISモバイル(公式)→こちら

月10GB以下で選ぶ格安SIMランキング【24年6月最新版】
月7GBまでなら月額990円の「HISモバイル」がダントツで安い!

他社では月3GBや月5GBのプランが月額990円ですので、HISモバイルの自由自在プランが、月7GBで月額990円というのはダントツの安さと言えるでしょう(画像はHISモバイル公式サイトより引用)

月10GBなら日本通信の「合理的みんなのプラン」が圧倒的に安い!

日本通信は老舗の大手格安SIMです。回線はドコモのみですが、なかでも「合理的みんなのプラン」は月10GBで月額1,390円と、驚くべき安さを実現しています。

しかも、この料金のなかに「月70分まで無料」か「1回5分かけ放題」も含まれているのですから、月10GBプランなら「合理的みんなのプラン」で決まりでしょう。

また、10GBを超えても1GB当たり220円と格安でデータ量を追加できますし、国内通話料も30秒/11円で利用可能となっています。

ただし、日本通信のプランは「データ繰り越し」機能はありません。月によってデータ通信量にムラがある人は注意しましょう。

●日本通信「料金・プラン」は→こちら

月10GB以下で選ぶ格安SIMランキング【24年6月最新版】
月10GBなら日本通信の「合理的みんなのプラン」が圧倒的に安い!

月10GBで月額1,390円はそれだけで圧倒的な安さですが、さらに月70分の無料通話までついてくるのですから、月10GBプランでは日本通信がぶっちぎりの安さです(画像は日本通信公式サイトより引用)

ソニーの「NUROモバイル」はGigaプラスで実質12GBでお得!

やはり、スマホのデータ通信量は月10GBくらい欲しいという人にオススメしたいのが、ソニーの「NUROモバイル」です。

NUROモバイルの「バリュープラス」は4つのプランが用意されており、月3GB(VS)プランが月額792円、月5GB(VM)プランが月額990円、月10GB(VL)プランが月額1,485円、そして月15GB(VLL)プランが月額1,790円で提供されています。

ほかにも大容量プランとして月20GBの「NEOプラン」や月40GBの「NEOプランW」も用意されています。

もちろん、HISモバイルや日本通信と違って、余ったデータは翌月まで繰り越しできますし、家族や友だちにデータ量をプレゼントできる「パケットギフト」も利用できます。

そのようなNUROモバイルの月額料金は、そのままでも最安値クラスなのですが、実はさらにお得なサービスが用意されています。

それが「Gigaプラス」です。

月10GB以下で選ぶ格安SIMランキング【24年6月最新版】
ソニーの「NUROモバイル」はGigaプラスで実質12GBでお得!1

NUROモバイルのバリュープラスは月3GB~15GBまでの4種類があり、月5GB(VMプラン)以上なら「Gigaプラス」でデータ通信量が3カ月ごとに加算されるサービスを受けられます(画像はNUROモバイル公式サイトより引用)

「Gigaプラス」とはデータ通信量が3カ月ごとに自動的に加算されるサービスのこと。たとえば、月10GBの「VLプラン」では3カ月ごとに6GBが加算されます。

つまり、VLプランでは年間6GB×4回=24GBが追加されるため、実質平均で月12GBプランになると考えてもいいでしょう。

しかも、VLプランにはLINEのデータ通信費がカウントされない「バリューデータフリー」も無料で適用されますので、月10GBプラスアルファ分を考慮するとかなりお得だと言えるでしょう。

今回は、月10GB以下という条件で格安SIMを紹介していますが、もし、月10GBを超える月が何度かあるという人は、NUROモバイルのVL(10GB)プランがピッタリですね。

ちなみに、月15GBの「VLLプラン」は月額1,790円ですが、Gigaプラスで3カ月ごとに9GBがプレゼントされますので、実質月18GBプランとなります。

●NUROモバイル「バリュープラス」→こちら

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ソニーの「NUROモバイル」はGigaプラスで実質12GBでお得!2

「Gigaプラス」では、VL(10GB)プランは3カ月ごとに6GB(年間24GB)がプレゼントされるので、実質的なデータ通信量は月12GBだと考えることもできます(画像はNUROモバイル公式サイトより引用)

品質や安心感を優先するなら「IIJmio」がオススメ!しかも、スマホが安く買える!

格安SIMは確かに安いのですが“安かろう悪かろう”では意味がありません。何となく格安SIMの回線速度や繋がりやすさに不安があるという人には格安SIM最大手の「IIJmio(アイアイジェイミオ)」がオススメです。

格安SIM最大手の「IIJmio」は、顧客満足度&シェアで3年連続1位を獲得するなど、サービスや回線品質の良さで定評がありドコモとau回線が利用できます。

月5GBで月額990円なのはHISモバイルの月7GBには及びませんが、LINEMOよりはお得ですし、月10GBプランはNUROモバイルのVLプランに近い価格設定になっています。

もちろん、余ったデータは翌月まで繰り越すことができるので、月のデータ使用量にムラがある人でもムダがありません。

しかも、IIJmioの光回線「IIJmioひかりのセット割」を適用すると毎月660円も割引されるため、この条件をクリアできるなら、相当安く利用できることは覚えておきましょう。

●IIJmio(公式)は→こちら

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品質や安心感を優先なら「IIJmio」がオススメ!しかも、スマホが安く買える!1

格安SIMの最大手であるIIJmioはSIMカードシェアNo.1。また顧客満足度は3年連続No.1に輝くなど、格安SIMのなかでは回線速度が速く安定していると評判です(画像はIIJmio公式サイトより引用)

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品質や安心感を優先なら「IIJmio」がオススメ!しかも、スマホが安く買える!2

格安SIMの最大手のIIJmioの音声SIM(音声eSIM含む)は、5ギガプランが990円、10ギガプランも月額1,500円で、いずれも最安値クラスの安さです。しかも、光回線をセットで申し込むと月額660円も割引されるのが魅力(画像はIIJmio公式サイトより引用)

ちなみに、IIJmioではMNPで乗り換えるとき、同時にスマホを買うと大幅割引で購入することができるのも見逃せません。

たとえば、Androidスマホが110円から購入できるほか、iPhoneの中古美品も格安で購入できます(24年6月10日時点)。

HISモバイルや日本通信ではスマホの割引販売はありませんし、NUROモバイルもスマホの販売はありますが、種類が少なく価格は決して安くありません。

格安SIMでここまでスマホの取り扱いが多く、しかも安く買えるところは限られているので、MNP乗り換えと同時にスマホも新しく買い替えたいという人なら、スマホ料金込みで考えると、意外と安くつく場合もあるでしょう。

●IIJmio「SIMフリースマートフォンなど」は→こちら

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品質や安心感を優先なら「IIJmio」がオススメ!しかも、スマホが安く買える!3

IIJmioはMNP乗り換えのとき、Androidスマホが110円から購入できるほか、iPhoneの中古も格安で購入できるのが大きな魅力です(画像はIIJmio公式サイトより引用)

なお、IIJmioでは、同一mioID(契約者)であれば家族間でギガプランのデータ量を無料でシェアすることもできます。

たとえば、家族3人でそれぞれ5GBプランを契約すると、15GB分を共有することも可能となっています。

ゲームやSNSのデータ通信量がカウントされない「LinksMate」にも注目!

「LinksMate(リンクスメイト)」は、月額料金自体はさほど安くありませんが、ゲーム、コンテンツ、SNSの通信量がカウントされない「カウントフリーオプション」が利用できるのが大きな魅力です。

スマホでゲームや動画、SNSを楽しんでいる人は多いと思いますが、データ通信量を大量に消費しているのは、これらのコンテンツを楽しんでいるときです。

LinksMateなら月額550円のカウントフリーオプションに加入することで、特定のゲームや動画、SNS利用時のデータ通信量がカウントされないため、結果的にデータ通信量を大幅に節約できるというわけです。

LinksMate公式サイトによると、月10GBのコンテンツの通信料が1GB(90%以上)に削減されるとあります。

つまり、月額550円のオプションを契約することで、データ通信量を1/10にできるため、それまで毎月10GBのプランを契約していた人が月1GBのプランに変更できるなら、結果的にスマホの料金がグッと安く済むかもしれませんね。

もし、スマホでゲームや動画、SNSを毎日長時間楽しんでいる人なら、LinksMateへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?

●LinksMate(公式)→こちら

■LinksMateのカウントフリー対象
【ゲーム】アークナイツ/アイドルマスター/アズールレーン/あんさんぶるスターズ!/ウマ娘/刀剣乱舞/にゃんこ大戦争/妖怪ウォッチなど多数
【コンテンツ】ABEMA/AWA/サイコミ/ニコニコ動画/pixivコミック/DMM GAMES/Mirrativ/U-NEXTなど
【SNS】Instagram/X/Facebook

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ゲームやSNSのデータ通信量がカウントされない「LinksMate」にも注目!1

LinksMateの月額料金はさほど安いわけではありませんが、カウントフリーオプションで動画やゲーム、SNSのデータ通信量がカウントされないのが大きな魅力となっています(画像はLinksMate公式サイトより引用)

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ゲームやSNSのデータ通信量がカウントされない「LinksMate」にも注目!2

月額550円のカウントフリーオプションに加入することで、データ通信量を1/10に大幅に節約できるため、結果的にスマホの料金を安くすることも可能です(画像はLinksMate公式サイトより引用)

ネットが苦手な人は店頭でサポートが受けられる「イオンモバイル」がオススメ!

格安SIMはネットで申し込むのが基本となりますので、何かトラブルがあったときもネットでの対応となります。

そのことが不安で、なかなか格安SIMに踏み出せない人も多いことでしょう。でも「イオンモバイル」ならそのような心配はいりません。

イオンモバイルは全国200店舗以上のイオンの大型店に窓口があり、対面での申し込みやトラブル時のサポートが受けられるのです。

プラン料金が最安値でなくても、これだけでイオンモバイルに乗り換える価値は十分あるでしょう。

なお、イオンモバイルでは60歳以上専用の下り500Kbpsに抑えた「やさしいプラン」が用意されており、たとえば月10GBプランは通常1,848円のところ1,628円で利用できます。

また、イオンモバイルではシェアプランも充実しており、お得に利用できます。

たとえば、月10GBのシェアプランの基本料は月額2,178円ですが、音声SIM追加料は一人当たり+220円かかります(4人~8人目は440円・最大8人まで)。

したがって、家族3人でシェアプランを利用した場合は月額基本料2,178円+SIM追加440円(2人分)=月額2,618円なので、1人当たり月3.3GBで約873円という計算になります。

●イオンモバイル(公式)は→こちら

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ネットが苦手な人は店頭でサポートが受けられる「イオンモバイル」がオススメ!1

こちらがイオンモバイルの料金表です。月額料金は0.5GBから200GBまで幅広いプランがチョイスできます。また、下り500Kbpsに抑えて60歳以上がお得になる「やさしいプラン」や、家族で利用できるシェアプランもあります(画像はイオンモバイル公式サイトより引用)

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ネットが苦手な人は店頭でサポートが受けられる「イオンモバイル」がオススメ!2

イオンモバイルは全国200店舗以上のイオンに設置された実店舗において、対面でのイオンモバイルの申し込みやサポートを受けられるのが大きなメリットです(筆者撮影)

なお、実店舗で申し込める格安SIMということなら、HISモバイルは全国100店舗以上で申し込みが可能ですし、LIBMOの「なっとくプラン8GB」はドコモのエコノミーMVNOなので、全国のドコモショップで手軽に申し込むことが可能となっています。

まとめ|月7GBならHISモバイル、月10GBなら日本通信が最安値!

いかがでしょうか? 月20GBで月額3,000円程度のahamo、povo2.0、LINEMOも十分安いと思いますが、月20GBもいらないのなら月10GB以下の格安SIMもチェックすべきでしょう。

なかでも、月7GBで月額料金が1,000円を切るHISモバイルの「自由自在プラン」は、圧倒的な安さです。

また、月10GBでは日本通信の「合理的みんなのプラン」が無料通話付で月額1,390円と、ぶっちぎりで最安値となります。

格安SIMに質を求めるなら、回線品質やサービスに定評のあるIIJmioがオススメ。IIJmioならMNP乗り換えでスマホも安く買えますので、スマホ込料金で考えるとお得感があるでしょう。

もし、ネットが苦手な人には、実店舗で申し込めるイオンモバイルやHISモバイル、ドコモショップで申し込み可能なLIBMOなどがオススメとなります。

※この記事は2024年6月10日時点での内容です。今後プラン内容や料金が変更される可能性があります。
※文中の価格はすべて税込です。

By OTONA LIFE
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