街を一望できる高層階、洗練されたインテリア。社会人にとって上位のステータスであり、憧れの的ともいえるタワーマンション。

一度は住んでみたいという願望を持つ人も少なくないだろう。しかし、タワマンへ引越す際には通常の賃貸物件とは異なる条件もあるという。

今回は、実際に引越しを検討していたり「いつかタワマンに住むぞ!」という人に向け、「タワーマンションへの引越しで困ったことランキング」について紹介する。

タワマンへの引越しでは業者を選べない?

 

(画像は「写真AC」より引用)

大手不動産サービス「SUUMO」は実際にタワマンへ引越した18~69歳の男女235人を対象に、引越しで困ったことに関するアンケートを実施。回答者のうち、60%以上が何かしらで困った経験があることが分かった。「担当してくれる引越し会社がなかなか見つからなかった」「引越会社がタワーマンションの引越しになれていなかった」「エレベーターに乗らない大型家具を手放すことになった」など、高層階ならではの運搬に関する理由が多く上がっている。

ではさっそくタワマンへの引越しで困ったことランキングトップ3を見ていこう。3位には「引越し会社を選べなかった」がランクイン。14.9%を占める回答となり、多くの票が集まった。新築のタワマンでは、住民が一斉に入居する「一斉入居」が一般的で、引越し業者の混雑を避けるためにスケジュールを取り仕切る幹事会社が入居者の引越しを受け持つ。そのため、ほとんどの入居者が引越し業者を選べないという。

2位にランクインしたのは「引越しに時間の制約があった」という回答だ。

すでに入居している人へ迷惑をかけないよう時間帯が制限されており、厳密に守らなければならないマンションが多いという。また、新築の一斉入居の場合、幹事会社によって厳密な引越しスケジュールが決められ、時間をオーバーしたらその日の最終時間枠後に引越し作業を再開しなければならないこともあるようだ。

1位には27.2%の割合を占めた「引越し料金が高くなった」が選ばれた。タワマンへの引越しは高層階への搬入となることも多く、エレベーターの待ち時間が長くなったり、専用搬入口が遠くにあり運搬距離が長くなったりと、引越業者の人員の手配もかさんでしまい割高になるケースが多いようだ。また、場合によっては綺麗な共用部分に養生を施すとなると通常のマンション以上に準備が必要でその点でも時間や資材を多く使ってしまうことになるかもしれない。

以上、タワーマンションへの引越しで困ったことランキングについて紹介した。

これからタワーマンションへの引越しを検討している人は、トラブルを未然に防ぐ参考にしてみては。

出典元:通常とはルールが異なる! タワーマンションの引越しの流れを引越し会社に教えてもらった【SUUMO

By OTONA LIFE