展覧会場は大抵静かだ。誰かと一緒に見に行って言葉を交わす時も、なんとなく小声でという癖がついている。
展示室内で気兼ねなく会話をしながら作品を鑑賞できる日だ。そもそも横浜トリエンナーレには、「展示室内では会話を控える」というルールはないが、アート鑑賞はしゃべってはいけないというイメージが先行し、特に子連れなど敷居が高いと感じてしまうことも少なくない。そこで誰もが気軽に鑑賞できるようにとこの日を設けた。
会場は横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO。チケットは一般2300円、横浜市民2100円、学生(19歳以上)1200円、18歳以下または高校生以下は無料。