東京都や警視庁などによる「自転車安全利用TOKYOキャンペーン」のキャンペーン隊長任命式が5月3日、渋谷区で開催され、タレントの武井壮さん、稲村亜美さん、パラサイクリング選手の木村和平さんが登壇した。
東京都によると、自転車の交通事故はこの数年増加傾向にある。
自転車のルールについては昨年4月、全国を対象に、全ての自転車利用者がヘルメットを着用することが努力義務になっている。さらに今の国会では、自動車の交通違反に適用されている反則金制度、いわゆる「青切符」を、自転車の利用者にも導入するという道路交通法の改正案が審議されている。
そんな中、このイベントは東京都民に自転車安全利用のためのルールやマナーをあらためて訴える機会となった。最近ロードバイクに乗っているという武井さんは「自転車は街を楽しく走れるけど、危険も伴う。
会場では、東京都自転車安全利用サポーター企業によるブースも展開された。その1社であるau損害保険によると、東京都内で自転車に乗る際は自転車保険への加入が義務となっていることを知っているかを聞くアンケートを会場で実施したところ、知らないという回答が4割弱あった。同社の井上裕介氏は「自転車保険への加入が義務づけられていることを、多くの方に知ってもらえれば。