世界中のさまざまなものが混在する首都・東京だが、江戸木目込人形や東京七宝、江戸表具、東京洋傘など、江戸ならではの伝統工芸も多い。東京都は8月15日(金)~8月28日(木)まで、若手職人とふれあい、伝統工芸の魅力を体感できる「第13回 TOKYO職人展」を、伝統工芸青山スクエア(東京都港区)で開催する。

時間は11時~19時(初日は12時~・最終日は18時まで)。

 伝統工芸の担い手や消費者の高齢化が進み、技術や文化の継承は社会的な課題。そこで若手職人が主役となるイベントを通じて、工芸の世界に新たな関心を呼び起こし、次世代の後継者づくりや消費者層の拡大を目指すほか、伝統工芸の敷居を下げて、より多くの人に親しんでもらうことも目的の一つだ。

 職人展では、東京の若手職人による伝統工芸品の展示・販売に加え、実際に職人が道具や素材を使って製作する様子を間近で見学できる実演スペースを設ける。来場者は、職人の手仕事を目の前で見ながら直接話を聞くことができ、工芸の奥深さや技術の裏側に触れることができる。また製作体験コーナーでは、来場者自身が伝統工芸の技にチャレンジできるプログラムも用意。子どもから大人まで誰もが参加でき、五感を使って楽しめる工夫を凝らしている。入場は無料。

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