1925年、パリで開催された「現代装飾・産業美術国際博覧会」(通称アール・デコ博)からちょうど100年。フランス・バカラ ミュージアムが所蔵する貴重な作品の中から、選りすぐりの逸品を集めた特別展示、「バカラとアールデコ ~1925年 パリ アール・デコ博覧会から100年~」が、東京のバカラショップ 丸の内(バカラ パシフィック・東京)で8月29日(金)~10月22日(水)まで開催される。
1925年のアール・デコ博で、バカラはジョルジュ・シュヴァリエをはじめとするデザイナーたちとともに、「噴水」をテーマにしたパビリオンを展開。まるでクリスタルの水が湧き上がるかのような壮麗なシャンデリアは、訪れる人々を魅了した。バカラのアール・デコ作品は、幾何学的なライン、純粋なフォルム、そして均整の取れたプロポーションが特徴。モダニズムの夜明けを映すこれらの造形は、今日に至るまでバカラのデザインに深い影響を与え続けている。
シャンデリアの「ジェドー(噴水)」は、7020ものクリスタルピースから構成されており、アール・デコ博の展示テーマを具現化した作品だった。今回、高さ1.4メートルの縮小版が展示される。