25km
先頭集団は依然として好ペースでレースが進み、25km通過タイムは1:15:52と大会記録である1:16:00を上回る素晴らしい展開を見せている。後方では富士通の荻野のペースの落ち込みが気になる。先頭からは離されたものの2時間12分24秒以内でゴールすれば良い荻野だが、1kmあたり3分15秒台まで落ち込んでおり、このままだとMGC出場権獲得が危うくなる。荻野がついに足をとめ、レースを棄権してしまった。
5km
風がやや強いのか、スタート直後は1kmを2分55秒前後のペースで進む。海外招待選手を中心に先頭集団が構成される。注目の大六野(旭化成)は集団の中盤あたりで様子を伺うような走りを見せている。ペースメーカーのひとりとしてレースを引っ張るのは、東洋大学の山本修二。箱根駅伝でも快走を見せた次世代のスター候補がレースをつくっている。
10km
6kmの給水地点で先頭集団が少しばらけたものの、大六野や橋本など有力選手はしっかりと給水を手にする。8.8kmあたりから初マラソンとなる旭化成の茂木がやや遅れ始める。レースは1kmあたり3分ちょっとと例年よりやや速いペースでの好展開となっており、ペースメーカーの山本がすばらしい組み立てを見せている。
15km
順調にレースが進む中アクシデント!給水ポイントで中国電力の岡本直己が転倒した。全国男子駅伝でも15人抜きを見せるなどココ最近好調を維持していた岡本、沿道によって立ち止まってしまう。14kmあたりで注目の富士通、荻野も遅れ始めてしまう。MGCを狙う荻野はここで粘りたい。途中から小雨がぱらつき始め、湿度が上がりランナーにとってはやや走りやすいコンディションになってきたか。
20km
好ペースのためかサバイバルレースの様相を呈している。17km手前で今度はカネボウの文元が遅れ始める。先程遅れた荻野も2時間12分24秒以内に入ればワイルドカードでMGC出場権を手にすることができる。20km到達のところでペースメーカーだった東洋大の山本が仕事を終える。1km3分台の安定したラップタイムを刻み、好レースをつくっている。先頭集団には深津や大六野、橋本、園田といった実力者がしっかりとついている。
上門大祐や園田隼などMGC出場権を持っている選手を中心に、注目選手が集まる今大会。
第68回別府大分毎日マラソンの速報は詳細をご覧ください。