お部屋探しをするときにおこなう「内見」。でもね、どうやら昨今では、ネットに掲載されている写真やオンライン内見のみで物件を決めている人も多いようなんです。


ある調査によると、なんと3人に1人が「内見しないで賃貸契約」しているのだとか……!!

しかしそのいっぽうで、9割以上の人が「賃貸物件を契約するときは内見が必要」と回答していたみたい。その理由を尋ねてみると、物件を決めるときの意外な落とし穴がわかりました。

【家を決めるまえに内見してる?】
賃貸物件に住んだことがある男女500名を対象に、訳あり物件買取ナビがおこなった調査によると、内見せずに賃貸物件を契約したことがある人は33.4%。

「オンライン映像と実物の違いは感じなかった」「手間が省けて良かった」「近隣情報などは不動産会社に聞き、部屋の様子は写真を見れば大体わかる」といった声も寄せられていたみたい。

ところが、賃貸物件を契約する際に内見が必要だと思う人は92.8%にものぼっていたのです。

「内見なしで部屋を決めた経験がある」と回答した人だけに絞っても、「内見は必要」と回答した人は80.2%もいました。これはいったいどういうことなのでしょう……?

【なぜ内見が必要なの?】
なぜ内見が必要なのか、その理由を尋ねてみたらこのような結果に!

■賃貸物件を契約するときに内見が必要だと思う理由 TOP5
1位 行かないとわからないことがある(44.2%)
2位 現地でチェックしたいことがある(16.0%)
3位 ネットと実物が違うこともある(15.4%)
4位 内見をおろそかにして失敗した(8.0%)
5位 イメージが湧きやすい(6.4%)

ほぼ半数の票を集めてダントツ1位となったのは「行かないとわからないことがある」。票を入れた人たちからはこんな意見が寄せられています。

<1位を選んだ人のコメント>

「写真で印象が良くても、周辺の様子があんまり良くなかったことは何度もあります」(20代 女性)
「周辺の環境や部屋の環境(明るさ、窓からの景色、広さなど)は、直接見ないとわからないから」(40代 男性)
「周りの建造物・音・匂いなどの環境は行かないとわからない」(50代以上 女性)

わ、わかりみが深すぎる~~!! 私もこれまで、お部屋の写真にひとめぼれして内見したら「思ってたんとちがう」となったことが何度もありました。

お部屋の雰囲気はもちろん、お家周辺の環境も大切。引越したあとにご近所トラブルに見舞われたら……と想像すると、ちょっぴり(かなり)ゾッとしちゃいますよね。

また、4位「内見を疎かにして失敗した」に投票した人の意見も興味深いんですよ。


<4位を選んだ人のコメント>

「遠方だったので部屋の図面を見て決めたら、天井が低くて、背の高い夫が『とても窮屈に感じる』と言いました」(30代 女性)
「引っ越し当初から物件内の不備(洗面台下パイプが歪んでいる、シンク台下の水漏れ)に悩まされた」(40代 女性)
「騒音や雨漏りに困った」(50代以上 男性)

こうしてみると、内見せずに物件を決めてしまうことのリスクがよくわかります。

ちなみに、コンセントの位置や細かい傷など、写真に写りきらない部分や確認しにくい部分について気にしていた人もいたみたい。たしかにこちらも、自分自身の目で見て、しっかりたしかめておきたいところです。

参照元:訳あり物件買取ナビ、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ

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