夏の水分補給にペットボトル飲料は欠かせませんよね。だけど「飲み残し」てしまったときには注意したほうがいいかも!

口をつけたペットボトル飲料を放置すると菌が繁殖することはよく知られていますが、なんとその結果、ペットボトルが爆発してケガをすることもあるんですって。


【なぜ危険?】
気温が上昇する季節に起こりがちだという「ペットボトルの破裂」。その具体例を見てみると……?

・飲み残しのペットボトルを開けようとしたら爆発して手指をけがした
・廃棄しようとしたペットボトルの中身が顔に飛び散り、耳に入った
・捨てようと思い蓋を開けたら爆発音がしてキャップが飛んで指に当たり腫れた
・車内に置いていたペットボトルが破裂し車の天井部分が破損するなどの損害を受けた

いや、こわ!!!!! さらにさらに、東京都がおこなった再現試験ではこんな結果も出ていたようなんです。

■夏の屋内環境(30℃)で飲み残したペットボトルを放置した場合
→容器の内圧がもっとも大きく上昇したのは「乳酸飲料 / 非炭酸系で糖分を含む飲料」

■夏の車内環境(60℃)で未開栓のペットボトルを放置した場合
→炭酸飲料ではすべての容器が変形し、そのうち2商品が転倒

容器の内圧が上昇すると、変形や破片につながるリスクも上昇します。

内圧の上昇の原因として考えられるのは「細菌など微生物の増殖」もしくは「夏の炎天下で車内に放置」。ちなみに炎天下で車内に放置した場合は、未開栓のものでも、内圧が上昇して容器が変形する場合があるそうです。

【どうすればいいの? 3つの対策】
こうした結果をふまえて、東京都生活文化局が公開しているアドバイスはこちら!

①1度開栓したら早めに飲み切る / 飲み残したら冷蔵庫へ保管
②夏の車内に放置しない
③廃棄する場合でも長期間放置しない

「どうせ捨てるから…」と、ついつい飲み残しを放置してしまう人もいると思うんですよ。

けれど、その油断が事故につながる可能性もあるので「残したら捨てる」を徹底するといいかもしれません。友人や家族、恋人など、大切な人たちにも教えてあげてくださいね~!

参照元:東京くらしねっと、YouTube、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch

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