豊橋市は、株式会社ためま(本社:広島県中区)と豊橋市国際交流協会との協働で、外国人市民に欲しい情報が分かりやすく簡単に手に入るWEBサイト「ぽけとよ」 を立ち上げました。

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【WEBページ概要】
◆対応言語(自動翻訳)
日本語、ポルトガル語、英語、タガログ語、中国語(簡体字)
◆掲載内容
1.生活情報 新型コロナウイルスに関する情報や行政情報などを掲載しています。

2.イベント情報
3.お役立ちマップ 市内近隣で実施されるイベントや市内の施設を、地図上で探すことができます。
4.お問合せフォーム 「こんな情報・機能が欲しい」といった要望を伝えることができます。
◆サイトURL
https://www.pocketoyo.net

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【ぽけとよの機能】
「ぽけとよ」では、日本語をうまく使うことができない外国人市民向けへ情報提供をする以下のことができるようになります。

1.自分の言語で見ることができる
アンケートなどから、信頼度の高い日本語の情報よりも、外国人市民は、自分の言葉で伝えてくれる情報のほうが信頼度が高いことがわかりました。また、行政が作成するWEBサイトは正確に伝えることを重視しているため、難しい行政用語や伝える内容が複雑で自動翻訳で翻訳すると誤訳につながることが多くありました。
そこで翻訳精度を上げるために、できるかぎりやさしい日本語で記事を作成した上で、自動翻訳(ポルトガル語、英語、タガログ語、中国語(簡体字))をするようにしました。
外国人市民自分の言語で安心してWEBサイトを見ることができるよう、改善を繰り返すとともに、他の言語でも見ることができるよう改善をしていきます。

2.行政の手続きがすぐにわかる
行政のWEBサイトは、取り組みは多岐にわたること、また正確に伝えようとするため、情報量が多くなります。そのため、知りたい情報にアクセスすることが難しいという声が多くありました。
そこで、市内にある外国人市民向けの相談窓口に寄せられる相談件数と傾向から、掲載する情報を絞って掲載するとともに、情報を探しやすいレイアウトにしました。

3.市内のイベントや施設が探せる
市内のイベントが地図上にプロットし、今行きたいイベントを瞬時に探せる仕組みを導入しています。今後は、国際交流諸団体がイベント情報を掲載することで、外国人コミュニティの共助を促します。


4.「こんな情報が欲しい」を伝えられる
外国人市民からWEBページへ掲載してほしい情報に意見を言えることや、投稿する機能を付与することを通じて、WEBページのPV数を増やし、外国人市民とのエンゲージメントの構築強化を図ります。WEBページ上のやり取りを通じて、外国人市民が抱える課題や問題などをニーズを把握し、外国人市民向けの政策立案を進めていきます。

【ぽけとよ立ち上げの背景】
外国人市民が総人口の5%を占める豊橋市では、2つの課題を抱えていました。
1つは、日本語能力が十分でない外国人市民は生活に必要な情報を入手しづらい状況にあるということ。もうひとつは、外国人市民のニーズを把握することが困難であるということです。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、予防方法や各種支援、ワクチン接種に関する情報などこれまで以上に正確な情報をタイムリーに発信することが求められるようになった豊橋市は、スタートアップ企業である株式会社ためまと協働し、外国人向け情報発信WEBサイトの製作に着手します。

豊橋市国際交流協会の協力のもと、外国人市民へのヒアリングやアンケート調査、実証実験を行う中で、市や外国人総合相談窓口(国際交流協会内)への問い合わせの多くは、WEBなどで得られる情報であるということに気が付きます。
そこで、外国人市民の方が必要な情報に簡単にたどり着くことができるよう、WEBサイトへの掲載記事はこれまで問い合わせの多い内容に絞り、かつ分かりやすい日本語で表記し、外国人市民向け情報発信WEBサイト「ぽけとよ」を2021年9月にオープンしました。

【ぽけとよの効果】
「ぽけとよ」ができたことにより、これまで電話や窓口に問い合わせをしていた外国人市民の方が自ら困りごとを解決できるようになったほか、問い合わせを受けた場合には「分からなくなったらぽけとよを見てね」「最新情報が出たらぽけとよに掲載するね」と案内することで、アフターフォローも可能になりました。さらに、会話はできるが読むのが苦手という方からは、「(ぽけとよのおかげで)どこへ問い合わせれば良いのか分かり助かった。今度から困ったらここを見る」という声を頂けました。
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【今後の展開】
複雑な手続きについては従前どおり通訳・相談員とやり取りを行う必要がありますが、「お問合せフォーム」に寄せられたユーザーの声から外国人市民のニーズを把握し、みんなで育てる情報のプラットフォームにしていきます。


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