tbc東北放送で1月22日より始まったラジオ番組「しあわせな介護」では、介護や在宅療養に役立つ新情報を深堀りした内容でお届けします。

介護をする人もされる人も幸せな気持ちになってほしい。

介護保険で利用できるサービスや地域包括ケアシステムの仕組みなど、もっと広く誰もが身近に知ってもらえる社会になれたら、「しあわせの介護」もそう遠くはないのかもしれない___

2022年1月22日から、「しあわせの介護」が月1回、土曜の朝にラジオ番組「しあわせの介護」が放送されるようになりました。番組内では、自宅で家族の介護をしている方や在宅療養中の方にとって、役立つお話や最新情報を取り上げていきます。

*収録の様子はYoutube公式チャンネルで視聴することができます。
https://www.youtube.com/watch?v=QMMWjdg1IIE

2022年1月22日土曜からTBC東北放送で「しあわせな介護」が放送スタートとなりました。

放送時間:月1回30分番組
第1回:1月22日(土)9:00-9:30
第2回:2月12日(土)9:00-9:30
第3回:3月26日(土)9:00-9:30


[画像1: https://prtimes.jp/i/87938/2/resize/d87938-2-943650c6c533cc874e54-12.png ]


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/87938/table/2_1_51215a037d484b88fd054ab9287dd99b.jpg ]


毎回、介護に関わる異業種の方をゲストとしてお招きし、在宅介護に役立つ情報や新しいサービスについて対談します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/87938/2/resize/d87938-2-dd245736cd481ad70c17-0.jpg ]


第一回の放送日では、司会者とコメンテーターの自己紹介、そして、薬剤師訪問サービスについて八鍬先生をゲストに迎えて対談しました。


3年前にお父様が他界したときの思い

はじめに、司会を務める藤沢さんの自己紹介として、3年前に亡くなったお父様の介護での思いを語ってくれました。

「3年前に93歳で父が他界しました。
自宅で母一人で父をみることは厳しかったので、最後は、病院の中で死を迎えました。
もしかしたら、父は、最後くらいは自宅にいたかったのでは?と、
今となっては、たびたび考えることもあります。」

あのとき、もっとああすれば良かったのでは?という思いは募るばかり____

同じような思いをもつ方は、家族の介護を最後まで経験した方には実に多いことでしょう。

そういった心残りは少しでもなくしたい、
だからこそ、私たちは前もって介護に関する情報を常に新しく、誰もが手軽に知れる環境にしたいものです。


介護は在宅療養の基盤となるのかもしれない


次に、コメンテーターを務めるジャ・ウェンティンさんの自己紹介として、介護への参入の動機を語ってくれました。


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「10代の頃から日本語を勉強して、憧れの日本に留学しました。
その後東北大の医学部で医療を学び、脳神経外科医として働き、
2020年に独立して仙台に在宅診療所を開設しました。

しかし、地域の医療に密着するにつれ、気づいたことがありました。
“介護は、在宅療養を支える大事な基盤なのかもしれない”
在宅診療所で働くうちに、その思いは募るばかりでした。

もっと、介護を必要としてる方やこれから関わる可能性のある方に、
介護の仕組みを使ってどう利用すべきかを学ばなければいけない。
そして、みなさんに共有していかなくては____ 」

翌年の2021年に訪問介護事業所と居宅介護支援事業所を設立しました。
介護に関わったことがある人ない人に関わらず、いつでも身近に感じられるような社会を目指していきたいです。


介護サービスにはたくさんの種類があり利用方法も様々ある


どういうものが介護で使えるのか?と考え、実際に利用するところまでの工程をもっと身近にしていくことが必要です。

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介護保険で利用できるサービスを、「使うときに調べて知る」というよりも、社会全体が知るようになっていれば、もっと簡単にいつでも選ぶことができるので、そういう社会になることが理想です。


65歳以上の方だけが「対象者」ではない

介護システムの対象者は、65歳以上の方だけではありません。
40歳以上64歳の医療保険の加入者で、且つ、特定疾病により介護・支援が必要な方も対象となります。
介護は高齢者だけのものではなく、いつ自分に訪れてもおかしくない時代になっているといった意識を持つことも重要です。



厚労省の地域包括ケアシステム

今から3年後、2025年(令和7年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。

 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。(引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/


患者さんとの関係性による変化

第一回の放送のゲストとして、薬剤師の八鍬さんが対談に加わりました。
現在8年続いてるこの薬剤師訪問サービスを始めるきっかけについて語ってくれました。

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「調剤薬局で働いていたときは、定期的に来られている患者さんとの関係について考えることがありました。
毎月来られていた患者さんで、急に来なくなった方はその後どうなったのか?薬を飲まなくてもよくなったのか、それとも薬が変わったのか、また引っ越しでもされたのだろうか、など。
訪問サービスを始めてから、患者さんとの関わりが継続できる関係に変わり、安心して仕事ができるようになりました。」

ほかにも良かった点を伝えてくれました。

「また、同じ方との関わりを継続していく上で、
患者さんの薬を減らして、体調がよくなっている人がいるのでやりがいを感じて仕事ができるようになりました。」

薬剤師訪問サービスでは、いろんな病院で診断を受けている患者さんの薬の一元化をすることができます。
次のようなメリットがあります。


薬の効果が重複しているものを判断できる
患者さんの体調や飲み方を把握し、調整できる
薬剤師が服薬を管理することで医師と連携がとりやすい


お年寄りにとっては、たくさんのお薬を毎食後に飲むのは辛いという方がとても多く、自己判断で薬を飲むのをやめてしまう人もいますが、飲みづらいお薬は相談の上、形状変更もしくは減量など、患者側・医師・薬剤師で話し合って調整していきます。

定期的に薬剤師が訪問するため、患者さんも気兼ねがなく相談しやすい関係になりやすいのもメリットです。

薬剤師訪問サービスを使うには次の条件が必要です。



主治医の指示
患者や家族の了承
通院することが難しい状況


これからは、薬剤師訪問サービスが在宅介護に役立っていきそうですね。
介護保険だけでなく、障害を持っているため通院ができない方も、医療保険で利用できる制度があります。


次回の2月の放送はこちらを予定しています。

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/87938/table/2_2_e599c65e157c97acb23496ae061be4f8.jpg ]


[画像6: https://prtimes.jp/i/87938/2/resize/d87938-2-4857bdb6b819d7e5105c-14.jpg ]


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