大相撲名古屋場所で3度目の優勝を果たし、大関復帰を決めた関脇・安青錦(安治川)が千秋楽から一夜明けた27日、愛知・日進市の愛知学院大で会見を行った。優勝決定ともえ戦の激闘を終えて「2度目の優勝よりはうれしい。

怖さや不安がありながら土俵に上がった。言葉に表すのは難しいがやりきった」と感慨にふけった。

 安青錦は綱取りのかかった春場所で負け越し。一転、カド番に追い込まれた夏場所前に左足首を痛め、全休。大関陥落となり、今場所は関脇で迎えていた。4日目に小結・義ノ富士(伊勢ケ浜)に敗れ、初黒星を喫したものの、低い姿勢から技を繰り出す取り口がさえ、11日目には東前頭2枚目・豪ノ山(武隈)に勝ち、10勝目。特例での大関復帰となった。8日目に左足親指付近を痛めたが、「休みという話は出なかった」。大の里、豊昇龍の両横綱を撃破。千秋楽も本割で関脇・熱海富士に敗れたが、ともえ戦で大関・霧島と熱海富士を倒した。

 ◆安青錦 新大(あおにしき・あらた)本名、ヤブグシシン・ダニーロ。2004年3月23日、ウクライナ・ビンニツァ出身。

22歳。7歳から相撲を始め、19年の世界ジュニア選手権で3位。23年秋場所、初土俵。25年春場所、初土俵からわずか9場所で新入幕。同秋場所では小結に昇進。ウクライナ出身で初の三役。同九州場所は関脇で初優勝し、大関に昇進。いずれも、年6場所制となった1958年以降では、付け出し入門を除けば史上最速。今年初場所を新大関で優勝し、2場所連続V。182センチ、142キロ。

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