~佐賀県との協定に基づき、地域とつながる支援拠点をスタート~

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不登校や中退、経済的困難など、さまざまな背景を抱える10代の孤立を解決する認定NPO法人D×P(ディーピー/大阪市、理事長:今井紀明)は、学校法人東明館学園(佐賀県基山町、理事長:神野元基)と連携し、同学園が運営する東明館高校内に「居場所」を開設します。これは、2024年11月にD×Pが佐賀県と締結した包括連携協定に基づく取り組みの一環であり、学校という身近な場所で、誰でも気軽に立ち寄れる空間をつくり、若者の孤立解消を目指します。


D×Pは、13歳~25歳まで若者を対象に、不登校、中退、経済的困難、家庭の事情などによって社会とのつながりを失い、孤立する若者たちのセーフティネットを民間からつくることを目的に、居場所づくりやLINE相談による支援を行ってきました。これまで通信制・定時制高校での居場所事業をはじめ、繁華街でのアウトリーチやLINE相談を通じて、年間のべ数千人の若者と関わっています。

2024年11月には佐賀県と包括連携協定を締結し、同県内での若者支援の拡充をスタート。今回の連携はその第一歩として、民間の私立高校である東明館高校内に「高校生のための居場所」を設ける取り組みです。学校という日常の場に安心できる空間をつくることで、孤立を防ぎ、信頼できる大人や仲間とのつながりを築いていきます。
東明館高校での「居場所」事業の概要
「居場所」は、高校生が自由に立ち寄り、スタッフや仲間と話したり、ゲームをしたり、ただゆっくり過ごすこともできる空間です。相談目的がなくても訪れることができ、過ごし方は自由。月1回からスタートし、今後は生徒のニーズや学校との協議をもとに開催頻度を検討していきます。

場所:東明館高校 教育相談教室
開所開始日:2025年5月15日(木)
時間:13時~16時
頻度:月1回(今後増加の可能性あり)


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D×Pの「居場所」事業とは
D×Pはこれまでに8校で居場所事業を実施し、のべ3,352人の生徒と関わってきました。
安心できる居心地の良い空間を学校のなかにつくり、コンポーザー(ボランティアスタッフ)、地域の方、他団体のスタッフなど、高校生が定期的に様々な人とつながることができる場です。

スタッフは、生徒との日々の会話から困りごとを拾いサポートにつなげ、生徒が卒業した後も社会のなかに居場所がある状態を目指しています。

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私たちがつくる居場所には3つの特徴があります。


・出会う・つながる
生徒とスタッフや生徒同士のつながりをつくるきっかけを提供します。食事や飲み物などの配布や季節に合わせた企画を実施するなど相談ごとがなくても訪れやすい場をつくります。

・自己表現できる
スタッフは生徒が安心して発言や行動ができるよう、「否定せず関わる」姿勢を大切にしています。

・連携・つなぐ
先生やスクールソーシャルワーカーと連携し情報共有します。生徒が興味をもつ仕事をする大人から話を聞く企画や仕事体験ツアーへつなぐなど、進路に関する情報提供もしています。
今後の展望
今回の取り組みは、D×Pが佐賀県と進める若者支援の第一歩です。今後も県内の他校や地域とも連携し、学校内外で若者たちが安心して過ごせる「居場所」づくりを広げていくことを目指します。社会から孤立しがちな若者が、学校や地域の中に安心できる関係性を持てるよう、D×Pはセーフティネットの構築に取り組みます。
学校法人東明館学園について
■学校法人東明館学園:https://www.tomeikan.ed.jp/
学校法人東明館学園 東明館高等学校(佐賀県基山町)は、「未来社会で自律的に生きる力を育む」ことを教育理念とし、生徒一人ひとりのウェルビーイングを重視した教育活動を展開しています。
探究的な学びや校則改革など、生徒主体の取り組みを積極的に導入し、多様な個性と価値観を尊重する学びの環境づくりを進めています。

「D×Pとの連携は、本校が目指す『誰一人取り残さない教育』を形にする大きな一歩です。学校という場所が、学ぶだけでなく、安心していられる『居場所』になることが、今の時代には欠かせません。
若者たちが孤立せず、自分らしくいられる環境を、地域や社会とつながりながら共に育んでいきたいと考えています。」
認定NPO法人D×Pについて
■認定NPO法人D×P:https://www.dreampossibility.com/
経済的困難、中退、虐待など、さまざまな困難な環境下にあるユース世代(13歳~25歳の若者)の孤立を解決するために活動しています。

繁華街とLINE相談で彼らと出会い、困った時に頼れる人とのつながりをつくります。公的機関だけでは補いづらい部分をカバーするため、民間からセーフティネットをつくり、多様な機会(人・企業・地域)を活かしつなぎ、世の中にまだない機会をつくります。

主な事業として、全国の13~25歳の若者が、進路や中退、生活相談ができるLINEを使ったオンライン相談事業「ユキサキチャット」と、大阪ミナミの繁華街(通称グリ下)に集まる、家庭や学校に居場所がない若者が安全に過ごすことができる「ユースセンター」の運営を行っています。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000053323.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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