研究面での学術的評価を初獲得

Pestalozzi Technology株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長CEO 井上 友綱)は、パーパスである「運動データを価値あるものに」を実現するために、健康・運動データを用いた研究活動・学会発表を2023年度より開始し、2024年度には社内研究機関として「日本健康・運動データ総合研究所」を設立しております。2024年度に行っていた研究のうち、非認知能力の一つである根気尺度(Grit)と新体力テストとの関連研究について、日本体育測定評価学会第24回大会にて優秀発表賞を受賞したことをお知らせいたします。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61008/122/61008-122-45b9496e61176b2960f50000adf31b15-587x832.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■研究概要
 AI(人工知能)技術の進展が激しい現代社会においては、認知能力だけでなく非認知能力の重要度が増しており、技術の進展に伴いその重要度はより一層高まることが想定されます。非認知能力の一つである根気尺度(Grit、やり抜く力)においても、子どもの頃から育むことの重要性やスポーツとの関係性について先行研究で述べられております。今後各自治体や学校の教育現場において具体的な施策が進むことが予想される中で、エビデンスに基づいた政策決定に貢献すべく、児童・生徒における運動能力(新体力テストの結果)と根気尺度(Grit)の関係性を明らかにするための分析を数千人規模で行った結果、大きく2つのことがわかりました。

1.男子では小学生中学生全学年で、運動能力が高い群と低い群でGritに有意差が見られ(女子でも複数の学年で有意差が見られた)、根気尺度(Grit)を高める上で、男子は運動やスポーツの有用性が示唆されました。

2.新体力テストのどの種目が、根気尺度に影響を与えているかについて、男女共通で小学校低学年と小学校中学年以上では影響を与える項目が異なっておりました。(中学年以上では男女ともシャトルランの影響が大きかった)。低学年と中学年以上で、身体的発達と・根気尺度(Grit)のような非認知能力の発達段階が異なる可能性が示唆されました。

■研究詳細
こちらをご覧ください

■受賞者コメント
Pestalozzi Technology株式会社 
日本健康・運動データ総合研究所 
主任研究員 神舘 盛充

 この度は栄えある賞を頂きありがとうございました。民間企業として本賞を受賞できたことは、産学連携に挑む私たちへの大きな励みであり、実務発の研究活動でも学術的価値を創出できることを示すことができた点で格別の喜びを感じております。
 今回賞を頂けた要因としては、数千人規模で同一調査を実施し、根気尺度と新体力テストの関連を統計的に裏付けた点が高く評価されたと受け止めておりますが、その裏で当研究に関して早稲田大学の金岡 恒治先生・森戸 剛史先生をはじめ、多くの関係者にご協力頂いた点も大きかったと考えております。関係者の皆様に感謝の意を表させて頂きます。
 当研究が発展し、教育現場や自治体施策に繋がることがあれば嬉しく思います。
Pestalozzi Technologyは今後も研究活動を通じて子どもたちの健やかな成長を支援し、未来を切り拓いてまいります。

■優秀発表賞について(日本体育測定評価学会のHPより引用)
 「優秀発表」は,日本体育測定評価学会の学会大会における研究発表の内,機関誌編集委員などの投票により総演題数の上位1割程度(同順位の場合,その割合を超えることがある)に選ばれた研究発表であります.「優秀発表」に選ば れた研究発表は,学会ホームページで公表し,その研究内容が論文化されて日本体育測定評価学会編集の和文機関誌『体育測定評価研究』における掲載が許可さ れた際には,学会大会における「優秀発表」であることを付記して公表されます。

■社内研究機関 「日本健康・運動データ総合研究所」について
共同研究や学術発表を通じて、「地域連携・政策立案への貢献」や「健康リテラシー向上」への寄与を目指しております。

・研究所URL
 https://pestalozzi-tech.com/research/

・研究所note
 https://note.com/jwfdi企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000061008.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
編集部おすすめ