北関東を中心にリユース事業など、4事業部52店舗でグループ年商約51億円の株式会社プリマベーラ(群馬県太田市/代表 新井英雄)の松田幸之助(経営サポート事業部社長執行役兼CCO)は、幼少期に家庭の貧困のため13歳から働くことを余儀なくされました。19歳のときにアルバイトして入社したプリマベーラと、創業者の吉川充秀に出会ったことにより仕事の楽しさに目覚めました。
累計発行部数2万部をこえるビジネス書を執筆し、高学歴経営者に指南するトップコンサルタントで仕組み化経営の専門家まで成長した過程を紹介します。
【松田幸之助ストーリーのポイント】

■松田幸之助プロフィール・略歴
松田幸之助(まつだ・こうのすけ) 1989年1月27日生まれ 36歳 仕組み化の専門家株式会社プリマベーラ経営サポート事業部 社長執行役 兼 CCO(最高コンサルティング責任者)
1989年生まれ。市川市立平田小学校卒業。家庭が貧しく13歳から働いて生計を立て、19歳でプリマベーラにアルバイト入社。アルバイトから、年商51億円企業のトッコンサルタントに上り詰める。延べ400社、10,000名以上の社長、幹部に経営指導を行い、業績アップを実現。経営者・幹部目線でのアドバイスはわかりやすく、実践しやすいと高く評価されている。指導先には日本経営品質賞を受賞するトップ企業も含まれる。著書にベストセラー『ヤバい仕組み化』(共著、あさ出版)。
仕組み化に関するYouTubeなども発信。
松田幸之助の仕組み化実践チャンネル:https://www.youtube.com/@shikumika_jissen
公式X:https://x.com/shikumi_matsuda
1989年 出生地不明確 千葉県か神奈川県
2002年 中学生から家庭の借金返済のためアルバイト開始
2006年 学費が払えず高校中退し群馬県に夜逃げ
2008年 株式会社プリマベーラにアルバイトとして入社
2009年 利根書店高崎店店長に抜擢
2012年 社長賞受賞
2014年 メディア事業部スーパバイザー就任
2016年 経営サポート事業部設立 事業部長就任
2022年 社長執行役 兼 CCO就任
2023年 ビジネス書「ヤバい仕組み化」発行
2024年 ビジネス書「ヤバいくらい成果が出る人財脅威の仕組み化」発行
■松田幸之助が語る半生
私は1989年に千葉県か神奈川県で生まれました。正確な出生地は分かりません。幼少期の生活は非常に厳しく、借金取りからの電話が毎日のようにありました。家の玄関には「借金返せ、泥棒家族」といった張り紙をされるなど、厳しい取り立ても経験しています。経済的に追い詰められ、家賃も滞納し、公園で野宿をしたこともあります。
お金がなく食べるものにも困り、牛丼屋で紅しょうがだけを無料でもらい、それを食べてしのいでいました。その影響で、今では紅しょうがが大嫌いになっています。当時は空腹を満たすため、小麦粉をお湯で茹でたものや、白米に醤油だけをかけたものなど、とにかくお腹が膨れるものを食べていました。
高校時代は経済的事情から学費が払えず、先生に「払えないならやめろ」と言われ、中退せざるを得ませんでした。そのような状況で育ったため、大人が何を考えているかを敏感に察知できるようになり、比較的メタ認知の力が高まったと感じています。
その後、人生を立て直すために群馬県へ移りました。ヤミ金の借金は法的に整理し、新たな人生をスタートさせました。近所だからと軽い気持ちでアルバイト入社したのがプリマベーラでした。プリマベーラでは、当時の社長吉川の指示を忠実に実行し信頼を獲得できたのか、最年少で店長、スーパーバイザー、事業部長、さらには最年少で社長執行役という立場にまで昇進しました。
スーパーバイザーに就任した頃から、吉川の傍らで「仕組み化経営」を学び、創造し、磨き上げる仕事が増えました。その結果、プリマベーラの成果の出る仕組み化経営を一番理解していると吉川に認められ、他社様へのコンサルティングを任され仕組み化の本を書くまでに至りました。

■著書概要
タイトル:ヤバい仕組み化 累計発行部数22,000部
著者:松田幸之助 著 吉川充秀 編著
ジャンル:ビジネス・自己啓発 出版年月日:2023/11/27
ISBN:9784866675008 定価: 1,936円(10%税込)
サイズ:1.5 × 12.8 × 18.8 cm 360ページ
■■もくじ■■
第1章 最短・最速で結果を出す「仕組み化経営」とは
第2章 成果を出す「決定サイクル」の考え方
第3章 なぜ「日報」で成果が上がるのか? など全7章

■著書概要
タイトル:ヤバいくらい成果が出る人財教育の仕組み化
著者:松田幸之助 著 吉川充秀 編著
ジャンル:ビジネス・自己啓発 出版年月日:2025/4/22
ISBN:978-4866677385 定価: 2,420円(10%税込)
サイズ:2 x 12.8 x 18.8 cm 400ページ
■■もくじ■■
第1章 人財教育が成果につながる理由
第2章 人財教育の方程式
第3章 マニュアル化、チェックリスト化でスキルを磨く など全8章

■松田幸之助のプライベートと今後について 社内インタビュー
貧困・学歴・家庭環境。不利だらけのスタート。“生きることすら必死だった少年”が、“仕組み”の力で人生を変えた。
娘に伝えたいのは“選べる幸せ・人生”
プライベートでは、6歳の娘さんと過ごす時間を大切にしています。自身の経験からも「やりたいことをさせてあげられる親でありたい」そう強く、まっすぐな瞳で語っていた。そこにはとんでもなく強い想いがある。
娘さんには様々な“体験”をプレゼントされているそう。
将来は「誰かのために価値を届けられる人になってほしい」と語ります。更に子供た
ちの教育にも関心が強く、将来的には教育分野でも力を発揮したいそう。
松田は元から才能があったわけではなく、特別な家庭に育ったわけでもない。ただ、“誰にでも使える仕組み”を吉川から学び、誰にもできないほどの努力を続けたことで、人生は静かに、でも確かに変わっていった。今、彼は言う。
「運じゃなくて、仕組みで人は救える」
「誰かの可能性を奪うのは、“環境”ではなく、希望の不在だ」と。
だからこそ、彼は今日も世の中に「仕組み」を届ける。
■株式会社プリマベーラの仕組み化とは
成功事例や成果が出たことを、偶然ではなく再現性があるものに変える属人化を排除し、真似をすれば誰でも成果が出せるようにすること

■人気コンテンツ「ヤバい仕組み化プリマベーラバックヤードツアー」
プリマベーラの仕組み化経営を解説した本「ヤバい仕組み化」がヒットし、経営層の読者から問合せが殺到。書籍に入り切らなかった仕組みの「現場」を解説付きでみられる定員25名の「ヤバい仕組み化プリマベーラバックヤードツアー」が好評です。詳細リンク:https://x.gd/LnqjC
ツアー開催風景
本社1階のリユースショップと2階事務所にて実際に活用している「仕組み」を解説付きで見学し、松田幸之助のセミナーを開催




■プリマベーラの仕組み化経営と15期連続増収増益達成
22年7月の吉川から新井へ代表交代後も業績は好調を維持し、24期(2023年7月1日~2024年6月30日)も増収増益となりました。吉川が「仕組み化経営」を本格化したタイミングである10期(2009年7月~2010年6月)から15期連続の増収増益です。9期(2008年)にアルバイトとして入社した松田は、吉川の「人財教育の仕組み」で人財となり、共に仕組みを創り上げ社外にコンサルティングをする社長執行役にまで成長しました。
11期には東日本大震災後の計画停電による変則営業。20期には本格的なコロナ禍による時短営業や休業などの大きな逆境があっても増収増益が続いているのは、「人財教育の仕組み化」で新井や松田のように自走・自創する社員に成長し、仕組みを磨き続けているからです。

■名前も仕組み化?改名の裏話
「松田幸之助」は、会長の吉川からの提案で改名したもの。「松下幸之助さんの人生、境遇に似ているし、覚えてもらいやすいよね」との言葉に、即決。「尊敬する人の言葉はまずやってみる」が信条で、結果名刺一枚で覚えてもらえる存在に。名前さえも、戦略的な“仕組み”として活用しています。
■松田幸之助の名付け親「吉川充秀」プロフィール
吉川充秀(よしかわ・みつひで) 1973年生まれ株式会社プリマベーラの創業者であり、現取締役会長。また同社の CGO(Chief GomihiroiOfficer、最高ゴミ拾い責任者 )。横浜国立大学卒業後、地元のスーパーに入社。24歳でビデオショップを開業し、26歳で高額納税者に。
2008年、株式会社武蔵野の小山昇氏の実践経営塾に入会。爆速で経営の仕組み化を進め、入会後1年2ヶ月という史上最速で改善事例発表企業に選出される。以降、経営計画のチェック講師を10年間歴任し、延べ2,000人の社長の経営計画を指導。2023年に代表取締役を退任。ライフワークはゴミ拾いであり「ゴミ拾い仙人」としてメディア出演、講演活動多数。著書に『ゴミ拾いをすると、人生に魔法がかかるかも♪』『ヤバい仕組み化』(共著)(いずれも、あさ出版)、『自分で自分の機嫌をとる習慣♪』(かや書房)。
■株式会社プリマベーラ
公式HP:https://team-prima.jp/経営サポート事業部公式HP:https://pmm.co.jp/
取材受付窓口:https://team-prima.jp/inquery/
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