
『ジーコサッカー(ZICO Soccer)』と言えば、スーパーファミコンの伝説的サッカーゲームソフトだ。
エレクトロニック・アーツ・ビクター(現エレクトロニック・アーツ)1994年3月4日に発売した同ソフトはスポーツアクションというよりはカーソルを動かすようなスタイルのゲームだった。そのゲーム性からか、ジーコと言う知名度の期待感が大きすぎたのか9,800円+税と言う定価とは裏腹に発売後の実売価格はどんどんと下降、すぐに1,000円以下に投げ売りとなってしまった。
しかし、それゆえに「基盤を買うよりも安い」として任天堂の認可のないアンダーグラウンドシーンのゲームが目を付けて再活用。それゆえ、「ジーコサッカーを買ったら中身が違うゲームだった!」ということもあり、今でも年に何回か“バズ”っている何かとお騒がせの作品なのだ。
28年前発売の『ジーコサッカー』を買い続ける男性に話を聞いてみた https://t.co/aCjQml1oAA
サッカーニュースQoly(コリー) (@Qoly_Live) March 10, 2022
そんなジーコサッカーだが、バズも原因か時折「高額ジーコサッカー」の発見がネットをにぎわすこともある。
インターネットサイトで見つけることはできるのだろうか。調べてみた。
Amazon
https://www.amazon.co.jp/EAV-%...より
Amazonでは箱、説明書等美品だと6,800円(税込)で販売されていた。出品者はランドはしもととなっている。中古のROMカセットだけでは1円から出品されており、時代が平成から令和になってもその扱いは変わらないようだ。
駿河屋

ゲームソフトの中古と言えば駿河屋はどうだろうか。早速、検索をかけてみたところ
ジーコサッカーだけで3種類の出品形態があった。取扱説明書なしは1,190円(税込)、ランクBは品切れ(マケプレで2,119円(税込))、通常?のものは1,420円(税込)であった。
どれも当時ワゴンに並んでいた時よりは高いもののお求めやすい価格だ。
何度か実店舗にも足を運んだが同じような相場であった。
Mercari

鹿島と関係性の深いメルカリ(Mercari)はどうだろうか。
480円から出品が見られたが、多くはカセットのみであった。中には所有者と思わしき氏名が書かれたものなど歴史を感じさせるアイテムも多く存在していた。
完パッケージ(箱と取り扱い説明書つき)となると1,200円から1,800円程度が相場のようであった。
過去の「売り切れ」相場を調べると最も高くても3,500円で、しかも実況ワールドサッカーシリーズとの抱き合わせ販売であった。
ヤフオク
「ジーコサッカー」にドリーム!?まさかの10000円超えも?ネットの中古価格を調べてみた

ジーコサッカーの相場は100円からと最も安かった。しかし、反面に8,980円と高い金額も示した。これはオンライン上では我々の調べる限りでは、日本国内最高額だ!
8,980円のジーコサッカーは何故高いのか、我々には見えない魅力が詰まっているのだろうか。
ebay
日本がダメならば、海外で何かジーコサッカードリームが起きているのではないか。
その結果、我々はとんでもないものを目にすることになる。

まさかの16,000円オーバー。定価が9,800円+税ということを考えるとプレミア価格と言える。
なんと発送元は日本だという。一体全体どういうことだろうか。
イタリアから買った方が送料2,226円を加味しても大幅に安いのだ。

フランスからはジーコサッカーの「箱買い」が可能なセットが販売されていた。4,000円台で10本ものジーコサッカーが輸入可能。しかも状態もよさそうだ。
これならば1本1本ジーコサッカーを味わい尽くしても長い時間楽しめそうだ。
ジーコサッカーと10本もの祖父と並ぶのは圧巻で、インテリアにも適しているといえよう。
ジーコサッカー価格調査結果発表
最安値はヤフオクの100円、最高値はebayで16,163円であった。
過去にこれほど開きの合ったゲームがあっただろうか。われわれのまだ見ぬ未知のジーコサッカーを求めて今後もまた探訪を続けていきたい。