今夏、20歳の日本代表DF高井幸大が加入したプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーには世界中の優秀な選手が集結している。
同クラブで活躍するセネガル人MFパペ・マタル・サールは、アフリカ西海岸の国セネガルの首都ダカールから160km離れたファヤコという孤島の出身だ。
イギリス紙『The SUN』は8日、サールが故郷に向けて行っている支援を紹介した。
同紙によると、サールは孤島であるファヤコに電力を供給しているほか、村の子供たちの教育用として、ノートパソコンやプリンター、太陽光発電パネルなどを寄付している。
また、サールは他にも村の保険センターの拡張のために建設資材も供給している。
サール同様セネガル出身で、現在はサウジアラビアのアル・ナスルに所属するサディオ・マネや、リヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラーなど、アフリカにルーツを持つ選手は、貧しい自身の祖国を支援する選手も多い。
近年では、アフリカ出身選手の「青田買い」なども社会問題として存在する。一方で、貧しい環境から脱し、故郷に錦を飾る「フットボール・ドリーム」が存在することもまた事実だろう。