日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名
日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名

今月ワールドカップ2次予選で北朝鮮とホーム&アウェイで対戦する日本代表。14日(木)には最新の代表メンバーが発表される。


日本代表は優勝候補の筆頭といわれたアジアカップで準々決勝敗退。何かを変えなければならないのは間違いないだろう。

そこで今回は、初招集、もしくは「久しぶりに復帰するに相応しい」絶好調な選手たちを紹介しよう。

小川航基

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所属クラブ:NEC(オランダ)
年齢:26

代表エースであるフェイエノールトの上田綺世が今季1得点にとどまっていることを考えれば、同じオランダの地で公式戦12ゴールを決めているこの男をもう無視できない。

中村俊輔を生んだ桐光学園の出身で、10代の頃から将来を嘱望された大器は大ケガやスランプなどで苦しんだ。しかし横浜FCに在籍した2022年に26得点を決めてJ2得点王に輝くと、以来覚醒したようにゴールを奪い続けている。

186cmと大柄で足元に収める能力に長ける。

日本代表のFWは大迫勇也(現ヴィッセル神戸)が外れて以降スピード型の選手にシフトしてきたが、彼が選ばれればそれ以来の待望のポストプレーヤーとなる。

ちなみに代表には2019年のE-1選手権で一度呼ばれ、デビュー戦でハットトリックを達成したが出場はその1試合のみ。それでも2022年に実施したQolyのインタビューでは「代表の1トップを担う覚悟はある。自信もある」と語っており、その言葉を結果で示す瞬間が近付いている。

満田誠

日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名
日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名

所属クラブ:サンフレッチェ広島(日本)
年齢:24

大手メディアでおよそ1年半ぶりとなる代表復帰が伝えられているのがサンフレッチェ広島の満田誠だ。

前回の出場は2022年7月のE-1選手権。ルーキーだった彼は、前半戦の目覚ましい活躍でワールドカップへの最終切符がかかった同大会に初招集を受けたが、決して得意ではない右サイドで起用され見せ場なし。

その後は呼ばれず、昨年も右膝前十字じん帯損傷による長期離脱などで巻き返しの一年とはならなかった。

だが今季は攻撃的なボランチのポジションで固定され、広島は開幕から3試合無敗で首位に。もともと1.5列目タイプのFWで神出鬼没な動きと両足からの強烈なシュートが持ち味だが、1列下がりボールに触れる機会が増えた彼の影響でチームにダイナミズムが生まれている。

トップ下、インサイドハーフ、ボランチ、サイドが可能。所属クラブで出場機会を得られていない鎌田大地の代わりを務めることもできるだろう。

常本佳吾

日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名
日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名

所属クラブ:セルヴェット(スイス)
年齢:25

日本代表の右サイドバックは菅原由勢(AZ)、毎熊晟矢(セレッソ大阪)、橋岡大樹(ルートン・タウン)と激戦区だが、今の常本佳吾にはその争いに加わる資格がある。

横浜F・マリノスの下部組織から明治大学を経て2021年に鹿島アントラーズへ。

昨夏、元鹿島レネ・ヴァイラー監督のラブコールを受けスイスのセルヴェットに移籍すると、最近では「この日本人は間違いなくリーグで最高の右SBのひとり」と高い評価を受けている。

一番の武器は対人戦の強さ。明治大学時代には三笘薫(当時筑波大学)の“天敵”として知られ、三笘は後年「対峙したなかで印象に残っている選手」に常本の名前を挙げている。

アイドルのような顔立ちから“イケメン選手”として有名であり、彼が選ばれれば日本代表の女性人気も高まるであろう。

佐野航大

日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名
日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名

所属クラブ:NEC(オランダ)
年齢:20

小川航基と共にオランダでトピックになっている佐野航大も、五輪世代を飛び越して初選出される可能性がある。

昨夏J2のファジアーノ岡山から欧州移籍。NECは典型的な地方クラブだが、佐野と小川の“日本人コンビ”の活躍が大きな原動力となり、リーグではアヤックスに勝点1差で肉薄する6位、国内カップ戦でも決勝に進出している。

選手としての彼を形容するのはちょっと難しい。全ての能力が高いオールラウンダーであり、中盤のどのポジションでもプレーできる。個人技も備え、昨年のU-20ワールドカップでは華麗なまた抜きドリブルで現地アルゼンチンのファンを大いに沸かせた。NECの同僚は「彼はスーパータレント。ビッグプレーヤーになるだろう」と太鼓判を押す。

実兄はアジアカップに出場した佐野海舟(鹿島アントラーズ)。

兄弟揃ってピッチに立つ日もそう遠くないであろう。

大橋祐紀

日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名
日本代表、森保監督が「初招集」か「電撃復帰」させるべき絶好調の5名

所属クラブ:サンフレッチェ広島(日本)
年齢:27

旬ということで選ぶのならこの男が一番であろう。

中央大学を経て2019シーズンに湘南ベルマーレでプロ入り。5年目の昨季23試合13得点を決め、複数クラブによる争奪戦の末に今冬サンフレッチェ広島への加入を決めた。

迎えた今季、Jリーグ開幕と新スタジアム初戦という歴史的な日に2ゴールを決めるなど開幕3試合3得点を記録しており、話題を集めている。

広島では中央大学の後輩である加藤陸次樹とWシャドーを形成しているが最前線でも可能。

ゴール前での得点感覚に優れ、泥臭さとプレッシングを厭わない点は、先日引退を発表した岡崎慎司を彷彿とさせる。

元日本代表DF田中マルクス闘莉王も自身のYouTubeで「広島の湘南ベルマーレから移籍したヤツ。(中略)使ってみろ」と大橋を推薦している。