昨夏、プレミアリーグのクリスタル・パレスに移籍した日本代表MF鎌田大地。

28歳のMFは、フランクフルト時代に教えを受けたオリヴァー・グラスナー監督に請われる形で加入したが、適応に苦しんだ。

最終的には伝統あるFAカップ優勝を果たしたが、リーグ戦では0ゴール0アシストに終わり、一時はかなり精神的に追い詰められていたようだ。

鎌田は自身のYouTubeチャンネルでこの1年を振り返り、こう明かしていた。

「アジャストしていくのにすごい時間がかかったなってのがあるから。大きく変わったわけじゃないけど、パレスのサッカーに合わせるのは冬くらいまで時間がかかったなと思うし。

あとは、試合に出てなかったりとか、自分が出た試合を勝てずに、出てない試合で勝点をとったり勝ったりして、スタメンで出るというのが感覚的に遠のいていっていた時期は、ボールを受けるときとか受けてから、自分の視野が狭くなってたりとか、気持ち的にボールを触るのがちょっと恐かったりとか、そういう部分は絶対あったから、全然見え方が違う。

冬くらいの時期まではなかなか難しかったし、希望がなかったから大変でした。

いやぁ、今年はもう冬まで俺の一番口ずさんでいた言葉は、早くサッカー引退したいははは(苦笑)」

ブンデスリーガで上位に位置するフランクフルトでは攻撃的なサッカーができていたが、中位から下位に位置するパレスでは守備的なサッカーを強いられたために、その変化に適応するのに苦労したとのこと。

当初はボランチで起用するという話だったはずが、自分では厳しいと感じている10番(2シャドーの一角)で使われるようになったために、珍しく監督のもとに直談判しにいったそう。

また、パレスが一時無双状態になった際は内容がよくなくても勝てることが続き、「サッカーって何?」とサッカー観自体を問われるほどだったとか。

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