J1のヴィッセル神戸は4日、FW小松蓮がJ2のブラウブリッツ秋田より完全移籍で加入することに決まったと発表した。

小松は1998年9月10日生まれの26歳。

松本山雅FCのアカデミー出身で、産業能率大学で1年プレーしたのち、2018年に松本とプロ契約。同クラブにとってはU-18出身選手初のトップチーム加入だった。

ツエーゲン金沢、レノファ山口FCへの期限付き移籍を経験しながら成長すると、2023シーズンには36試合19ゴールでJ3得点王を受賞。

2024年に移籍したブラウブリッツ秋田でもエースFWとして活躍し、今季は21試合出場で得点ランキング首位タイの10ゴールを記録していた。

以下は神戸移籍を決断した小松のコメント。

ヴィッセル神戸公式

「この度、ヴィッセル神戸という素晴らしいクラブに加入することになり、とても嬉しく思っています。

歴史あるクラブの一員として、毎日のトレーニングに全力でひたむきに取り組み、ゴールを量産し、リーグ3連覇や多くのタイトル獲得に貢献できるよう努力していきます。

ファン・サポーターの皆さんとともに闘える日を楽しみにしています」

ブラウブリッツ秋田公式

「この度、ヴィッセル神戸へ移籍することになりました。

まずは、ブラウブリッツ秋田に関わるすべての皆さま。1年半という短い時間ではありましたが、いつも熱く温かい応援を本当にありがとうございました。

秋田に来て、自分の力不足を痛感する日々からのスタートでした。もがき苦しみながらも、限界まで自分を追い込み、「チームのためにゴールを奪って勝たせたい」という一心で毎日を過ごしてきました。

そんな中で徐々に光が見えはじめ、ゴールを量産できる手応えをつかんだとき、自分自身の成長を感じることができ、「秋田に来て本当によかった」と心から思うようになりました。

その一方で、シーズン途中でチームを離れることになり、応援してくださっている皆さまには申し訳ない気持ちもあります。

ただ、自分自身の夢や目標を達成するためには、このタイミングでの決断が必要であり、覚悟を持って今回の移籍を決めました。

これからも、ひたむきに全力で、自分の武器を磨き続け、皆さまに多くのゴールを届けられるよう努力していきます。

これまで本当にありがとうございました。そして、今後もブラウブリッツ秋田のさらなる躍進を、心から願っています」

大迫勇也や武藤嘉紀を怪我で欠く王者神戸にとって、ハードワークと決定力を兼ね備えた大型FW小松の獲得はリーグ3連覇に向けて重要な一手となりそうだ。

J2で現在15位の秋田にとっては痛いエースの流出となるが、いつかは訪れる移籍だっただけに今後の補強等が注目される。

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