カメルーンサッカー連盟（FECAFOOT）の内部対立により、かつてチェルシーやレアル・マドリーでプレーした元選手のジェレミ・ヌジタップが「5年の活動停止」を言い渡されたようだ。

当該の事件は2023年にコートジボワールで開催されたアフリカネーションズカップ中に起こったものだと伝えられている。

カメルーンサッカー選手連盟（SYNAFOC）の会長を務めていたジェレミ・ヌジタップは、大会中にFECAFOOTのスタッフの一人と激しい口論を繰り広げたという。

今回その事件に対する判決が下され、FECAFOOTはジェレミ・ヌジタップに対して「5年間のあらゆるサッカー活動からの追放と1000万CFAフラン（およそ250万円）の罰金」を言い渡したとのこと。

現在FECAFOOTの会長は元カメルーン代表FWサミュエル・エトーが務めているが、ジェレミとはかなり深刻な対立に発展している状況だという。

なお、ジェレミのアシスタントを務めているダニエル・エンゴスにもこの争いに関与したとして「2年間の活動禁止と罰金」が言い渡されているとのことだ。

サミュエル・エトーとジェレミ・ヌジタップは同じカメルーン代表でプレーした盟友であるほか、短期間ながらレアル・マドリーで同僚だった経験を持つ関係。しかしながら現在はサッカー連盟の会長とサッカー選手連盟の会長という関係で、利害関係が対立する中、その仲も険悪なものになってしまったようだ。

なお、サミュエル・エトー会長も昨年10月に行われたU-20女子ワールドカップで攻撃的な行動をしたとして問題になっており、FIFAから半年間にわたってカメルーン代表の試合の観戦禁止処分を受けていた。

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