昨年12月にドーピング検査で陽性反応が検出されたチェルシーのウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク。

以降ドーピング疑惑により現在に至るまで試合出場を行っていないが、そもそも疑惑浮上前から精彩を欠いたプレーを繰り返していた。

そうした背景もあり、英紙『The SUN』は「ムドリクの出場停止がチームにとって幸運であった」とする独自の分析を論じた。

欧州サッカー連盟(UEFA)は昨年7月、チェルシーに対し過去のシーズンの財務規則違反を理由に2,700万ポンド(約54億円)の罰金と来シーズンにおける選手登録の制限を罰則として命じた。

これにより、今年チャンピオンズリーグに出場するチェルシーがUEFAに提出する25名の“Aリスト”の選手たちの総年俸は、昨シーズンに出場したカンファレンスリーグにおける“Aリスト”よりも低くなければならない。

同紙によると、昨年の“Aリスト”に名を連ねたムドリクは現在も毎週9万7000ポンド(約2,000万円)の給与を受け取っており、仮に今年リスト入りしなかった場合、クラブは34億円以上の年俸枠を確保することができるという。

チェルシーは今夏、ブライトンのブラジル人FWジョアン・ペドロやイプスウィッチのイングランド代表FWリアム・デラップなど複数の選手の補強を行っている。

ムドリクのリスト外に伴い空いた年俸枠によって多くの選手をリスト入りさせることが可能となるという考え方のようだ。

ドーピング疑惑により舞い込んだ思わぬ幸運。クラブはこれを活用し、ヨーロッパの頂点を掴むことができるのか。今後に注目だ。

編集部おすすめ