このほど、元日本代表の松井大輔がインスタグラムのライブ配信で引退を発表した。

その配信は大久保嘉人本田圭佑、吉田沙保里さんも登場。

すでに引退している大久保が監督をやりたいがライセンス取得の問題があると口にすると、本田はこんな話を明かしていた。

「僕は全員に言ってますよ。この間、アジアカップの決勝に行ってきたんですね。

あのヴェンゲルと会ったんですよ。僕がランニングマシンで走っていたら、後ろで自転車を漕いでる誰かおっさんおるなと思ったらヴェンゲルだったんですけど(笑)

おぉ~!とか言いながら、僕が結構速いスピードで走ってたから、お前まだ(現役選手として)いけるやんけとか言いながら、ちょっと話してたんですけど。

ライセンスの話になって、ライセンスは任意でいいんじゃないですか?と。

無名の人が監督になる時はライセンスがないとさすがに雇ってもらえないだろうけど、別にノウハウもあって、いちいち基礎的なことを学ばなくても、戦術なんて人それぞれやし、哲学に則ってそれぞれのやりたいサッカーを監督としてやればいいんじゃないですかと。

それでアカンかった時には採用した社長の責任でしょっていう話をした時にヴェンゲルは否定することなく普通にうなずいてましたけどね。

(ライセンス自体は)あったらいいと思う。ライセンスはすごくサッカー界に貢献したし、いいと思うけど、なかったら指導できひんっていうのは、ちょっとそれはそれでどうなんっていう風に思う。結局、エンタメの世界やし。

レジェンドがやめてから監督をやるまで3~4年間のラグができるのはメッチャもったいないじゃないですか。

なので、なくす方向でFIFAに働きかけているんです。(それでも)10年くらいかかると思う」

かつて名古屋グランパスやアーセナルを指揮したアーセン・ヴェンゲル元監督は、現在、FIFAで要職に就いている。

本田はアジアカップが行われたカタールの地で対面した際、ライセンスの廃止を訴えたそうで、まんざらでもない反応だったとか。

また、本田は女子レスリングでオリンピック3連覇を成し遂げた吉田さんとこんなやりとりもしていた。

本田「吉田さん、レスリングって指導者になるためにライセンスがいるんですか?」
吉田「いらいないです」
本田「やっぱりサッカーはおかしいですよ!」
吉田「(サッカーは)プロの世界。私はアマチュアなので」
本田「いやいやいや、プロもなにもないですよ、一生懸命やったらみんなプロですよ」
吉田「(笑)指導は誰でもできますね、審判とかは(資格が)いりますけど」

さらに、本田は「代表監督をやりたい、W杯に出たいから。

クラブの監督にはあまり興味がなくて」、「(日本代表)監督のオファーあるなら、いつでもやるからさ。(いつかやりそうだと言われると)いやいやいや、僕はオファーそんな来ないでしょ(笑)」とも話していた。