
今シーズンのブンデスリーガを席巻したレヴァークーゼン。シャビ・アロンソ監督に率いられたチームは無敗のままリーグ優勝を果たし、バイエルンの連覇をストップさせた。
そんなレヴァークーゼンでプレーしたことで知られるのが現在ザスパ群馬でプレーしている細貝萌。ローン移籍もあったため2012-13シーズンの1年間だけであったが、この黒赤のユニフォームを着て戦った。
今回はその2012-13シーズンにレヴァークーゼンでプレーしていた素晴らしい選手たちを振り返っていこう。
ベルント・レーノ
他に所属したクラブ:シュトゥットガルト、アーセナル、フラム
国籍:ドイツ
2011年にシュトゥットガルトのリザーブからレヴァークーゼンに加入し、2018年まで長くプレーしていたベルント・レーノ。ドイツ代表にも選出され、9試合に出場している。
退団後はイングランド・プレミアリーグに渡ってアーセナルでプレー。レギュラーとして起用される時間も長かったものの、後にアーロン・ラムズデールの加入でサブに降格してしまい、2022年にフラムへと移籍している。
ミハエル・レンジング

他に所属したクラブ:バイエルン・ミュンヘン、ケルン、フォルトゥナ・デュッセルドルフ
国籍:ドイツ
バイエルンで長く控えキーパーとしてプレーしていたことで知られているレンジング。オリヴァー・カーンやハンス=イェルク・ブットのバックアップとして貴重な仕事をこなし、7シーズンを過ごした。
その後ケルンを経て2012年にレヴァークーゼンへと加入。ベルント・レーノのサブとして2試合に出場し、2013年に2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへと移籍した。
ダニ・カルバハル

他に所属したクラブ:レアル・マドリー
国籍:スペイン
レアル・マドリーで長くポジションを確保している職人であるが、彼がブレイクしたのはレヴァークーゼンでのプレーがきっかけである。
ユースから所属したレアル・マドリーではポジションをつかめず、2012年にレヴァークーゼンへ完全移籍。しかしそこで活躍を見せたことで買い戻しオプションが行使され、1年でスペインへと復帰。そこからの活躍は誰もが知っているものだ。
シモン・ロルフェス

他に所属したクラブ:ヴェルダー・ブレーメン、アーヘン
国籍:ドイツ
ドイツ代表で26試合に出場した名ボランチ。ヴェルダー・ブレーメンの下部組織出身であるが、Bチームで活躍しながらトップでの出番が得られず退団。2部のアーヘンで活躍し、2005年にレヴァークーゼンへと加入した。
初年度からレギュラーに定着し、それから10シーズンに渡ってチームの中心的な存在となった。2015年に引退後はクラブのフロントとなり、アカデミーのマネージャーやスポーツディレクター、マネージングディレクターを歴任している。
ラース・ベンダー

他に所属したクラブ:1860ミュンヘン
国籍:ドイツ
ドイツで有名な双子「ベンダー兄弟」の1人。スヴェン・ベンダーとともに1860ミュンヘンでトップチームに昇格したあと、2009年にレヴァークーゼンへと加入している。
複数のポジションをこなせるユーティリティ性を武器に貴重な仕事をこなし、レヴァークーゼンで12シーズンを過ごした。2017年にはスヴェン・ベンダーも加入して双子コンビを形成し、2021年にキャリアを終えている。現在はドイツU-15代表のアシスタントコーチ。
カリム・ベララビ

他に所属したクラブ:アイントラハト・ブラウンシュヴァイク
国籍:ドイツ
2011年にアイントラハト・ブラウンシュヴァイクから加入したカリム・ベララビ。モロッコ人の父親を持っているウインガーで、ドイツU-20~21代表でもプレーしていたアタッカーだった。
怪我のために2年ほどはほとんどプレーできなかったものの、2014-15シーズンに12ゴールを決めるなど大ブレイク。それからドイツのA代表にも招集され、11試合に出場している。現在はフリーエージェント。
アンドレ・シュールレ

他に所属したクラブ:マインツ、チェルシー、ヴォルフスブルク、ドルトムント、フラム、スパルタク・モスクワ
国籍:ドイツ
20代で現役引退を選択しながら、ドイツ代表で57試合に出場した経験を持つ名ウインガー。2011年にマインツからレヴァークーゼンに加入し、2シーズンで18ゴールを決める活躍を見せた。
その後はチェルシーへと引き抜かれ、それからヴォルフスブルク、ボルシア・ドルトムント、フラム、スパルタク・モスクワでプレー。「サッカー界のプレッシャーに耐えられなくなった」として2020年に29歳でスパイクを脱ぎ、現在は投資家として活動しているほか、登山やマラソンを積極的に行っている。
シュテファン・キースリンク

他に所属したクラブ:ニュルンベルク
国籍:ドイツ
ドイツ代表ではわずか6試合の出場でノーゴールであったが、ブンデスリーガでは数多くの得点を決めた名ストライカー。長身のターゲットマンでありながら、ゴールセンスにも優れるというタイプだった。
ニュルンベルクでデビューしたあと、2006年にレヴァークーゼンへと加入。それから12年にわたって所属し続け、公式戦444試合に出場し、通算162ゴールを決めている。現在はレヴァークーゼンのクラブ代表。
アレク・ミリク

他に所属したクラブ:アヤックス、ナポリ、マルセイユ、ユヴェントスなど
国籍:ポーランド
レヴァンドフスキに次ぐポーランド代表の点取り屋。スピードや飛び出しに優れながら得点力も豊かな左利きのストライカーとして知られ、現在はイタリア・セリエAのユヴェントスに所属している。
レヴァークーゼンには2012年12月に加入したがわずか6試合しかプレーできず、アウクスブルクへのローンを経てアヤックスへと移籍。エールディビジでブレイクし、その後ナポリへと引き抜かれている。
レナト・アウグスト

他に所属したクラブ:フラメンゴ、コリンチャンス、北京国安、フルミネンセ
国籍:ブラジル
ブラジル代表で32試合に出場した経験を持っている名ミッドフィルダー。フラメンゴから2008年にレヴァークーゼンへと加入し、中盤の複数ポジションでプレーした。
その後は中国の北京国安で長くプレーし、さらにコリンチャンスへと復帰。36歳になった今年はフルミネンセへと移籍した。