韓国代表は25日、9月のアメリカ遠征に向けた招集メンバー26名を発表した。
国内ではドイツ1部ボルシアMGに所属するMFイェンス・カストロプの初招集が話題になっている。
ドイツ人の父と韓国人の母を持つ同選手は、ドイツの年代別代表として活躍していたが、ドイツサッカー協会(DFB)から大韓サッカー協会(KFA)に所属を変更。
KFAは「二重国籍の男子選手が韓国代表チームに抜擢された史上初の事例」と紹介している。
1998年ワールドカップに出場したDFキム・デイル氏は母親が韓国人、父親がイギリス人であったが、同氏は韓国で生まれ育っている。
そのような理由で注目を集めているカストロプ。
韓国メディア『中央日報』は26日、カストロプの韓国代表入りまでの軌跡を特集した。
韓国代表に初招集されたカストロプは「いつも私のルーツ、アイデンティティを重要視してきた。国家代表の選択は単に名誉や条件の問題ではない。私の心がどこに属しているかが問題だ」と語っている。
このような韓国への想いは、どうやら母アン・スヨンさんの教育の賜物だった。
アンさんは中央日報のインタビューで「幼いころからイェンスに『あなたのルーツは韓国で、韓国人のアイデンティティを持つべきだ』と言っていた」と明かした。
またアンさんは「私は2000年代に、雨水管理と遊具施設といったドイツの環境事業ノウハウを韓国に持ち込んだ。祖国に小さな助けとなればという気持ちからだった」と、過去に母国への技術支援に貢献したエピソードも語っており、このような母の献身的な姿勢が息子の心を動かしたのかもしれない。
カストロプは最後に「私の血はドイツ50パーセント、韓国50パーセントだが、心は韓国だ」と、今後代表チームでのプレーに全力を尽くすことを誓った。