これも技術のうち!?21世紀に最も“憎まれ役”を買って出たサッカー選手5名
これも技術のうち!?21世紀に最も“憎まれ役”を買って出たサッカー選手5名

サッカーにおいて憎まれる選手はある意味褒め言葉でもある。

ずる賢さを武器に戦い、試合を有利に進めようとする。

「マリーシア」とも呼ばれるテクニックの一つであり、チームのために汚れ役をこなせる選手は貴重なものだ。

今回は『GMS』から「2000年以降のサッカー界において最も狡猾だったプレーヤー」をご紹介する。

ぺぺ

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国籍:ポルトガル

合計カード数:227枚

21世紀を通して、ぺぺほどこの分野で名を馳せた者はいないといえる。

ブラジルから帰化してポルトガルの伝説的なプレーヤーとなった彼は、相手が誰であるかにかかわらず常に強烈なタックルを仕掛けていった。

ポルトとレアル・マドリーで脅威的な存在となっていた彼は40代になっても常に高いレベルでプレーを続け、献身的に憎まれ役をピッチ内で発揮し、相手を怖がらせていた。

2024年8月に現役引退した彼は通算227枚のカードを受けており、そのうち17枚がレッドカードであった。

ダニ・アウヴェス

これも技術のうち!?21世紀に最も“憎まれ役”を買って出たサッカー選手5名
これも技術のうち!?21世紀に最も“憎まれ役”を買って出たサッカー選手5名

国籍:ブラジル

合計カード数:250枚

かつて世界最高のサイドバックの一人と称されたダニ・アウヴェス。攻撃的でアグレッシブなプレーで知られたが、決してスタイリッシュな選手ではなかった。

キャリアを通して警告や退場は珍しいものではなかった。ピッチに立っていた間、合計で250枚のカードを受けており、そのなかでは14回の退場処分が含まれている。

さらに2022年には性的暴行事件によって逮捕され、サッカー界でのキャリア自体も綺麗ではない形で終わってしまった。

アルトゥロ・ビダル

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国籍:チリ

合計カード数:257枚

アルトゥロ・ビダルはキャリアを通して世界屈指のビッグクラブで必要とされてきた選手であり、レヴァークーゼン、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナ、ユヴェントス、インテルなどでプレーした。

あらゆる場所で信頼を受け、成功を収めてきた彼は、様々な国で9回のリーグ優勝を経験。まさに「タイトルをもたらす隠れた立役者」であった。

そのベースとなったのは彼の容赦ないタックルと老獪なプレーだった。

2005年にコロ・コロでプロデビューしてから、20年間で257枚のカードを受けた。今も現役を続けているため、この数はまだまだ増えるだろう。

フェリペ・メロ

これも技術のうち!?21世紀に最も“憎まれ役”を買って出たサッカー選手5名
これも技術のうち!?21世紀に最も“憎まれ役”を買って出たサッカー選手5名

国籍:ブラジル

合計カード数:280枚

このリストの中で最も知名度が高い存在ではないかもしれないが、フェリペ・メロは間違いなく歴史上最も「“憎まれ役”を好んでいるサッカー選手」の一人だ。

ユヴェントスやガラタサライ、インテルといったクラブで長年プレーし、フルミネンセでキャリアを終えた。ピッチ上では決して手加減をすることなく、攻撃的な態度で審判からたびたび警告を受けた。

ワールドカップでの退場も含めて通算25回のレッドカードを受けており、さらに255枚のイエローカードを提示されている。

セルヒオ・ラモス

これも技術のうち!?21世紀に最も“憎まれ役”を買って出たサッカー選手5名
これも技術のうち!?21世紀に最も“憎まれ役”を買って出たサッカー選手5名

国籍:スペイン

合計カード数:300枚

セルヒオ・ラモスは21世紀で最も老獪な選手だ。セビージャ、レアル・マドリー、PSG、そしてモンテレイでプレーし、20年以上に渡ってトップレベルで活躍してきた。

キャリアを通してゴール前での存在感は大きく、DFながら100ゴール以上を決めた。その勝負強さはまさに彼が持つ冷酷でアグレッシブなメンタルがもたらしたものだ。

現在はメキシコのモンテレーでプレーしているが、加入後4試合目でレッドカードを受けた。これによってキャリア通算30回目の退場というマイルストーンを迎えている。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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