世界的な名デザイナーであるジョルジオ・アルマーニ氏が4日、91歳で亡くなった。

世界中が悲しみに暮れる中、アルマーニ氏の母国であるイタリアサッカー協会(FIGC)の会長を務めるガブリエーレ・グラヴィーナ氏も追悼の意を表明した。

「ジョルジオ・アルマーニの死去はイタリアにとって大きな損失です。ファッション界における彼の輝かしい情熱あふれる貢献はもちろん、スポーツ界への尽力も真の国民的誇りとなっています。

すでにイタリア代表チームのユニフォームのユニフォームを手がけてくれたときに感謝していましたが、改めてその生涯における偉大な功績に感謝したいと思います。

彼の芸術と仕事への深い献身は、日々より良くなることを目指すインスピレーションそのものであり、常に卓越を追及する姿勢は、彼にとって素晴らしい執着心であったと言えるでしょう」

アルマーニ氏はスポーツ界にも深く関わっており、1994年のワールドカップではイタリア代表のユニフォームをデザインした。

また、2019年には同氏のファッションブランド『エンポリオ・アルマーニ』がFIGCの「ファッション&ラグジュアリー・アウトフィッター」となり、現在も同国代表チームの選手が着用するスーツやカジュアルウェアを提供している。

近年はエンポリオ・アルマーニのスポーツブランド『EA7』が、パリ五輪に出場したイタリア代表選手団のユニフォームやジャージ、名門ナポリのユニフォームのデザインを手がけている。

また、現地時間5日に行われたエストニアとのワールドカップ予選の試合前には、亡くなったアルマーニ氏へ黙とうを捧げた。

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