12日に行われた東アジアE-1選手権の日本代表戦に0-2で敗れた中国。

近年の中国は低迷が続いており、日本戦には1998年以降、一度も勝てていない。

その中国の国内リーグでは、選手と家族に対する誹謗中傷が問題になっているようだ。

『Sina』などによれば、中国サッカー協会は、20日に、中国トップリーグの一部ファンによる選手と家族に対する侮辱や暴言を強く非難する声明を出したという。

「最近、中国スーパーリーグ(1部リーグ)において、一部のファンがプロ選手とその家族に対し、何の罪もなき侮辱と暴言を吐き、サッカー文明を著しく汚し、プロリーグの秩序を著しく乱し、極めて深刻な社会的影響を及ぼした。

選手とその家族に対するいかなる侮辱的な言動も、サッカー精神への冒涜であり、サッカー文化の真髄から完全に逸脱している。中国サッカー協会はこれに断固として反対し、強く非難する。

このような現象の蔓延は、プロリーグの健全な発展に直接的な影響を与え、最終的にはプロサッカー選手と大多数のファンの根本的な利益を損なうことになる。

サッカーは団結と情熱を伝える文明的なスポーツであり、スタジアムは決して暴力や憎悪をぶちまける場所ではない。

中国サッカー協会は『公正、安全、清潔、安定、秩序ある』リーグ環境を断固として維持し、リーグ秩序を乱すいかなる悪質な行為も決して容認しない。

スタジアムとリーグ環境の秩序をより良く維持するため、関連措置をさらに強化していく」

現地報道によると、18日に行われた中国1部リーグの天津津門虎vs成都蓉城戦で、ある天津サポーターが相手選手と家族を侮辱したとして、7日間の行政拘留と試合観戦禁止処分を科されたという。

また、中国の『163』は「ファンによるネガティブな事件は、リーグにおけるハイリスク領域であり、多くの事例が公表されていない。行政拘留や刑事拘留など、ファン関連の司法事件が公表されていないケースが実際に多かった。スタジアム内外の秩序を考慮し、中国プロサッカーの健全な発展のためには、ファンに対する司法監督は正常化されるだけでなく、公表されるべきだ。

つまり、迅速な介入、法に基づく対応、そして徹底的な情報開示。それができて初めて、スタジアム内外におけるあらゆる違法・不規則な現象を真に抑止することができる」とも伝えている。

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