パルマでプレーしている日本代表GK鈴木彩艶に対し、同じイタリア・セリエAの名門ACミランが関心を持っているという。

『Calciomercato』によれば、ミランは現在のレギュラーGKであるフランス代表選手マイク・メニャンとの契約交渉がうまくいっておらず、来季の残留が確定できない状況だそう。

2021年夏にリールからミランへと加入したメニャンは、イタリアでの活躍によってフランス代表でも守護神に抜擢されるなど評価を高めた選手だが、契約は2026年6月30日に満了を迎える予定である。

この夏にもイングランド・プレミアリーグのチェルシーが1500万ユーロ(およそ23.4億円)の移籍金を提示して獲得を狙っていたと伝えられており、数多くのクラブに狙われる存在だ。

ACミランの新しいディレクターとなったイグリ・ターレ氏は彼の慰留に取り組んでいるものの、その一方で守護神の退団に備えなければならない状況にあるようだ。

そして、現在ACミランがメニャンの後釜候補として考えているのが、パルマの鈴木彩艶とカリアリのエリア・カプリーレの二人であるとのことだ。

2024年にシント=トロイデンからおよそ820万ユーロ(およそ12.8億円)の移籍金でパルマに加入した鈴木は、セリエAでのプレーで一気に評価を高め、プレミアリーグなどのクラブから関心を持たれる存在となった。

今季もこれまでセリエAとコッパ・イタリアで3試合全てに先発フル出場しており、国内外から注目を集めるだけのパフォーマンスを継続的に見せている。

ワールドカップも行われる来年夏、鈴木彩艶はどのような選択を行うのか。日本代表チームの結果にも左右されることになりそうだが、ビッグクラブへの移籍に期待したいところだ。

編集部おすすめ