リヴァプールへ移籍したヴィルツ photo/Getty Images
環境的にもプレミアの方が魅力的か
レヴァークーゼンでワールドクラスのアタッカーへと成長し、今夏リヴァプールに移籍したドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ。
ブンデスリーガでは、他クラブで成長した選手が絶対王者バイエルンへ向かうケースが何度も起きてきた。
ただ、今のブンデスリーガにはそれほどの魅力が無いのかもしれない。そう語るのは、元ドイツ代表MFミヒャエル・バラック氏だ。同氏はドイツ国内でのプレイに加え、チェルシーでも4年間プレイした。
ブンデスリーガとプレミアリーグの両方を知るバラック氏は、今ではプレミアリーグの方がずっと魅力的だと語る。
「ヴィルツの成長を語るうえで、バイエルンの選手としてブンデスリーガでプレイすることに意味はあったのだろうか。ブンデスリーガは彼にとって最高レベルの挑戦なのか。答えはNoだ。ブンデスリーガはもう何年も前にプレミアリーグに追い抜かれたからだ。それが現実なんだ。絶対的なトップ選手にとって、ブンデスリーガはもはや魅力的なものではなくなっている。だから変化が必要なんだ」(『Sport Bild』より)。
現在のプレミアは圧倒的な資金力を武器に多くのクラブが積極補強に動いており、中堅クラブや昇格組にもタレントが揃っている。1試合1試合が極めて刺激的で、選手たちにとってはプレミアの環境の方が魅力的に映るか。