J3の松本山雅は12日、霜田正浩監督(57)と来シーズンの契約を結ばないことを発表した。

2023シーズンから松本の指揮をとってきた霜田監督。

初年度は9位に終わったものの、今シーズンはレギュラーシーズンで4位に入りJ2昇格プレーオフへ。

プレーオフ準決勝で同5位の福島ユナイテッドを退け、今月7日に行われた決勝のカターレ富山戦でも残り10分まで2-0でリードしていた。

しかし80分に1点を返されると、後半アディショナルタイムにまさかの被弾。レギュラーシーズン3位の富山が土壇場で追いつき、J2昇格を手にした。

残り数分で昇格を逃した松本はこの日、「契約満了に伴い、来季の契約を結ばないこととなりました」と霜田監督の退任を報告。

悲劇を味わった霜田監督は、公式サイトでのリリースで無念を滲ませた。

「契約満了に伴い退任することになりました。

松本での2年間、昇格をミッションにして全身全霊を注いできましたが、最後にあのような形で結果を出せなかったこと、本当に悔しくて残念で、応援いただいた皆さんに申し訳なく思っています。

選手たちが躍動し、日々成長し、チームとしても魅力あるフットボールで結果を出したかったです。

ただ、2年間アルウィンでの指揮はとても感動的で、指導者として幸せに溢れた空間でした。勝った後も負けた後も、ホームでもアウェイでも、晴れていても雨の日も、いつも僕らの背中を押してくれたサポーターの皆さん、会社をあげて応援いただいたスポンサーの方々、皆さんに昇格という結果で恩返しができなかったことだけが心残りです。

社長をはじめフロントスタッフ、トップチーム強化本部、テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャーたち、アカデミースタッフ、一緒に戦ってくれてありがとう。

サポーターのみんな、スポンサーの方々、ボランティアの皆さん、松本の街の皆さん、本当に本当にありがとうございました。

霜田 正浩」

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