イタリア・ヴェローナ県のガルデザーナ・オリエンターレで発生した交通事故により、同国アマチュアリーグのマルチェージネ・カルチョに所属する18歳のFWダヴィデ・サンティアさんが命を落とした。イタリアの複数メディアが今月16日に報じている。

同国メディア『Fanpage』によると、15日の夜にサンティアさんが運転する車は突然スリップして道路を外れると、道路脇のガードレールに衝突したという。さらに、このガードレールが車に突き刺さり、運転席のサンティアさんに致命的な損傷を与えた。

同乗していた友人3人は負傷はしていたものの、命に別条はなく、重傷を負い深刻な状況にあったサンティアさんを救助するために緊急隊に通報した。その深刻な状況を受け、緊急指令センターは緊急ヘリの派遣を要請。現場で懸命の救命措置が取られたが、その場で18歳の青年の死亡が確認された。

現在は消防隊や憲兵隊が事故の正確な原因を調べている。

サンティアさんは、事故の2日前に所属するマルチェージネとの契約が延長されたばかりだったという。

マルチェージネは「彼はサッカーに情熱を注ぎ、チームメイトたちの支えとなる存在でした。クラブと街全体が悲しみに包まれる中、サンティア家ーー母、父、姉に寄り添い、哀悼の意を表します」と公式声明を発表している。

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