8日、日本代表DF高井幸大のトッテナム・ホットスパー移籍がついに発表。

20歳のセンターバックは、Jリーグ史上最高額と言われる500万ポンド(約9.9億円)の移籍金でイングランドの地へ渡った。

ちょうど同じ日、日本代表は東アジアE-1選手権で香港と対戦。ジャーメイン良の4ゴールなどで6-1の大勝を収めている。

この試合で日本代表デビューを飾ったのが、高井と川崎フロンターレのアカデミーで同期だった大関友翔だ。

所属の川崎ではキャプテン脇坂泰斗の控えに回ることが多い20歳のMFだが、森保一監督は高い素質を評価して日本代表へ初招集。

香港戦で川辺駿に代わり63分から出場すると、ボールを引き出しながらさまざまな局面を作り出し、自らミドルシュートでゴールを狙う場面もあった。

そんな大関にとって、アカデミー時代から同じ時間を過ごしてきた高井は頼もしいチームメイトであると同時に、意識せざるをえない存在だったことは想像し難くない。

トッテナム移籍発表後、高井が自身のInstagramを更新。「たくさんのことを学びました 頑張ってきます」と綴ると、大関は香港戦直後にもかかわらず「冬行くね」とコメント。すでにイングランドにいる高井もすぐに返信し、「がち待ってる」とメッセージを送っていた。

日本代表に定着し、一足早くプレミアリーグへと羽ばたいた高井はもちろん、大関も秋にU-20ワールドカップへ臨むU-20日本代表で10番を背負うなど将来が楽しみな逸材。

板倉滉や三笘薫、田中碧らを輩出してきた川崎フロンターレの新たな才能2人が、再び同じユニフォームを着て世界と戦う日はそう遠くないのかもしれない。

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