
まだクラブワールドカップは行われているが、2024-25シーズンが終了したことにより、多くのスター選手がこの春から夏にかけてスパイクを脱ぐことを決断した。
今回はワールドカップにも出場したスター選手のなかから「今年すでに現役を引退した」6名を特集しよう。
マルセロ
国籍:ブラジル
過去の所属クラブ:レアル・マドリー、フルミネンセなど
2010年代に黄金期を迎えたレアル・マドリー。その左サイドバックとして活躍したのが、唯一無二の攻撃的スタイルで名を馳せたマルセロだ。
15年近くレアル・マドリーに忠誠を誓ったあと、ギリシャのオリンピアコスを経て2023年にフルミネンセへと移籍。そして今年2月に現役引退を発表している。
マッツ・フメルス

国籍:ドイツ
過去の所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、ローマ
ドイツ代表の主力として活躍した伝説的なセンターバックは、今シーズン終了とともに18年間のプロサッカー人生に別れを告げることを決めた。
昨年12月に36歳の誕生日を迎えた彼は、バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントで長く活躍。ブンデスリーガの歴史上でも屈指のディフェンダーとして評価され、多くのタイトルを掲げた。
フェリペ・メロ

国籍:ブラジル
過去の所属クラブ:インテル、ユヴェントス、ガラタサライなど
41歳でスパイクを脱ぐことを決めた「狂犬」フェリペ・メロ。5つのクラブで20の主要なタイトルを獲得した彼は、まさにクリーンになる現代サッカーに異を唱えるような「試合のクラッシャー」だった。
800以上の試合に出場し、受けたイエローカードは258枚。チームのために戦い続けた男は、今年1月に選手としての人生に終わりを告げている。
トビー・アルデルヴァイレルト

国籍:ベルギー
過去の所属クラブ:アヤックス、トッテナム、アトレティコ・マドリーなど
13年に渡ってベルギー代表のディフェンダーを務め、3回のワールドカップに出場したトビー・アルデルヴァイレルト。今季途中に現役引退を発表し、シーズン終了とともにスパイクを脱ぐと宣言した。
3月にはその中で大怪我を負ってしまったが、5月になんとか復帰。3年を過ごしてきたアントワープでプレーオフに出場し、ファンに別れを告げた。
ヤン・フェルトンゲン

国籍:ベルギー
過去の所属クラブ:アヤックス、トッテナム、ベンフィカ、アンデルレヒトなど
トビー・アルデルヴァイレルトとベルギーで長くともにプレーしてきたヤン・フェルトンゲンも、このシーズンを最後に現役を離れることを決めた選手だ。彼が積み重ねてきた代表157capという数字は、これまでの歴史上最多の記録である。
トッテナムで長く実績を積み重ねた彼であるが、この数年は試合に出場しながらも慢性的な怪我に悩まされており、それが限界に達してしまったという。
ペペ・レイナ

国籍:スペイン
過去の所属クラブ:バルセロナ、ビジャレアル、リヴァプール、ナポリなど
永遠にプレーを続けるのではないかとも思われたペペ・レイナであるが、42歳を迎えた今年を最後にスパイクを脱ぐことになった。
バルセロナの下部組織で育ち、ビジャレアルで成長し、そしてリヴァプールで大ブレイクしたスペイン人GK。ナポリやバイエルン、ミランでもプレーし、25年間で954試合に出場するという見事な記録を作っている。